♪~天皇皇后両陛下も日々親しまれてきた豊かな自然です紅葉山です。 四季折々 皇居の自然はどんな表情を見せてくれるのでしょうかこんにちは。 私たち 皇居の自然といいますとお濠と その周辺ですとか一般にも公開されている 東御苑の比較的手入れの行き届いたといいますか庭園のようなイメージがありますけれども奥まったところにある自然はお濠ですとか その周辺とは全く違う環境なんですね。 2000年放送の「皇居の自然武蔵野の森が奏でる四季」です。 この紅葉山を中心に私たちは 皇居の四季をカメラに収めることにしました。
宮内庁の協力を得た取材班は撮影の中心地になる紅葉山に向かいます。 道灌濠は 江戸城を最初に築いた太田道灌が造ったという説もありますが詳しいことは 分かっていません。 道灌濠を艶やかに彩る新緑 トチノキです。 ここは 中道灌濠。 昭和天皇は 好んで この道を散策され多くは 武蔵野の自然を伝える野生の樹木や草花。 倒木の上を歩いているのは シロアリです。 シロアリの本来のすみかはこうした森の中の倒木でした。 オオハリアリというお尻に針を持つアリです。 オオハリアリが シロアリを襲っています。
たっぷりと落ち葉が積もる森が東京から次第に姿を消しここ10年皇居以外では 発見されていません。 紅葉山の森は少しずつ 主役を交代させながら数百年の時を過ごしてきたのです。 道灌濠や紅葉山の自然そのままの美しさとは打って変わった 人工の美しさ。 江戸時代初期 3代将軍 家光の命により庭の原形が造られたと伝えられています。 二の丸庭園の一角に小さな雑木林があります。 かつて 人々は武蔵野の雑木林を共同で管理し暮らしに生かしていました。 道灌濠では10種類近い水鳥が繁殖しています。
この時期 森の生き物の主役は昆虫です。 皇居に昆虫が多いのは植物の種類が多いからです。 東京近郊で自然が豊かな山として知られる高尾山に匹敵します。 クズノチビタマムシです。 雑草として刈り取られクズノチビタマムシも減る一方です。 昆虫研究家の須田孫七さんとライト作戦で虫を集めてみることにしました。 須田さんは 30年以上都会の昆虫を研究してきました。 ライトは 誘蛾灯に使われるもので昆虫が最も強く反応する青系の光を発します。
この番組を見ながら本当に ここは皇居なのかどこの森なんだろうって 時折思いながら拝見したんですけれどもやっぱり印象に残ったものの一つが静寂なんですけど本当に 実際に調査に行かれてあんなに静かなんですか?という役割があります。 音もですねそれを 今上天皇陛下がきちんと受けられてなおかつですね 今後 定期的に追跡調査といいましょうか経年変化をずっと調べるという必要があるという お考えを持たれたことはまさに研究者のお考えですね。 一番有名なのはフキアゲニリンソウという。