貿易摩擦がむしろチャンス?輸出で栄えてきた製造業の町広東省・東莞。 地元の経済に精通した企業コンサルタントの段開新さんは貿易摩擦はむしろ追い風だと主張します。 実際、広東省では貿易摩擦がエスカレートしていた去年9月までに前年同期より4割多い86万社が倒産・廃業しました。 アメリカは、これまで中国企業が外国企業の買収や合弁事業を通じて不当に技術を移転してきたとしてそれに歯止めをかけようとしています。 中国の民間企業はこの貿易摩擦をチャンスと見ていると指摘します。
貿易摩擦の影響は、それほど大きくないというんですね。 これ、貿易摩擦よりも前の話なんですけれども、貿易摩擦の制裁対象品というのは、実は中国の全輸出額の1割程度だということで、とだったんですよね。 実は貿易摩擦の核心はここなんです、赤字じゃないんです。 まさに農民工の国からエンジニアの国に向かっているということなんですが、農民工の方がエンジニアになるわけじゃないんですよね。
中国はこうしたアメリカとの対立を逆手に取って、国策として進めているあの一帯一路も加速させているんです。 一帯一路があるから、アメリカが圧力をかけてきても大丈夫だと、本当に思惑どおりいきますか?この一帯一路というのは、実は中国が世界に貢献しますということ以上に、けれども、パキスタンのこの港、これ、中国がお金を貸して、中国の企業が工事をして、中国の国有企業がまさに管理をするっていう。