NHKスペシャル「平成 最後の晩餐(さん)~日本人と“食”の30年〜」

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この番組のまとめ

平成の幕開けとともに始まった「NHKスペシャル」。 フランスに古くから伝わることわざのごとく「NHKスペシャル」は平成の食の変化そして、食の向こう側に見える社会の変化を記録してきました。 海外で評価が高まり平成25年にユネスコの無形文化遺産に社会の価値観や家族の形も多様化する中でその姿を大きく変えていった平成の「食」。 松尾平成最後の「NHKスペシャル」。 塚原番組では視聴者の皆さんから平成最後の晩餐に食べたいものを事前に募集いたしました。

松尾牛丼は実は食のグローバル化の中で翻弄されたという感じが平田さん、ありませんか?平田私、吉野家の牛丼が食べられなくなった日香港かなんかで仕事してて香港の吉野家にすごい日本人のお客さんが並んでた記憶が…。 塚原きょうはスタジオにもう一人、ゲストをお迎えしてるんですけど皆さんに召し上がっていただこうとスープ作家の有賀薫さんがお料理を大反響になりましてそれをもとにした料理本はベストセラーになっています。

まず平成元年ですけれどもイタリア料理が流行しました。 ことし1月平成最後となった初競り。 国内で5000億円規模の業界をリードするのは魚の100gあたりの平均価格は下落し平成17年には138円となりました。 逆に輸入自由化で価格の下がった肉の消費量は増加し平成23年に魚を上回りました。 松尾魚離れというのはよく言われますけども私たちの食全体に大きな影響を与えたんですけども平田さんと阿佐ヶ谷姉妹のお二人が選んだ、平成最後の晩餐もまさに、そうしたお料理なんです。

松尾平田さんは日本で研ぎ澄まされた食の技術が世界的に評価されてますがどう見てますか?平田本当にヨーロッパでも人気なんですけど演出家たちが来て一番感動するのは普通の定食屋さんの刺身定食800円とかがこの内容で、この値段?っていう。 塚原阿佐ヶ谷姉妹のお二人は?渡辺私たちは、いわゆる子どものころから血肉を作ってもらった食卓というのが大体、和食ベースだったので当たり前に本当になってしまっていますよね。

塚原皆さん、ちょっと手間だと阿佐ヶ谷姉妹のお二人もおっしゃってましたけど手間はかかるけど和食は食べたいけれどもと思っている方の味方になるのが有賀さんのスープでございます。 ティラミス、パンナコッタナタデココなど平成に、はやった食べ物を平成の思い出を振り返りながら独身なので母と食べたい。 「NHKスペシャル」では前身の「NHKスペシャル」から実は子どもが描く食卓の絵というのを通じて子どもの食生活というものを見てきたんです。

松尾VTRでもご紹介しました子どもが描いた食卓の絵なんですけれどもこの絵を見るだけでいろんなことに気付かされるという感じがあるんですけど橋本さんどう見ました?橋本先ほどの先生もおっしゃってましたけど家族みんなで食べてるのに表情がないということにちょっと驚きましてやっぱりきょう何があったよとか学校で、なになにしたよ!って話しながら食べるのが私は毎日の家族の食卓だと思ったのでちょっとこれはまずい状況にはなってますよね。

松尾フードバンクが男性を支えたり子ども食堂が子どもたちを支えるという取り組み平田こういうところの公的支援も考えなければならない時代になってくると思います。 朝食食べてないという統計も出てますので結局、社会全体にはね返ってくるので最近特に食は一番大事なので。 塚原有賀さんに作っていただいている渡辺私たちを助けてくれるメニューということで。 塚原豆苗は、さすがに包丁…。

見ず知らずだった家族が一つの食卓を囲むここでは5人のシングルマザーと7人の子どもたちが共同生活しています。 シングルマザーの子どもたちが置かれている環境を知り温かな食事を提供する場をつくりたいと考えたといいます。 松尾新しい食のつながりというのをご覧いただいたんですけども実は阿佐ヶ谷姉妹のお二人は共同生活を去年までされてたと。 なんともない、どうでもいいお話あそこで、お野菜安かったわね、とかバランスが…癒やされたりするような元気が出たりするようなお食事できたらいいなと自分だけでは食べられなかったんです。