今回の有機フッ素化合物PFOAの禁止のきっかけのひとつとなったのが2000年にアメリカで起きた健康被害です。 アメリカで深刻な健康被害をもたらした有機フッ素化合物PFOAによる水の汚染。 浄水場の取水源となっている河川でPFOAなどの有機フッ素化合物が最大でアメリカの勧告値の10倍近く検出されています。 3年前から1億7000万円をかけてこうして水道水に含まれる2つの有機フッ素化合物をアメリカの健康勧告値のおよそ半分にまで減らしています。
さらに日本の水道水のPFOA、PFOSの測定値は、アメリカなどの勧告値を大きく下回っており、健康影響上の問題となる可能性は、低いという回答だったんです。 ただ、これも、やはり担当官個人で抱えるのは非常に難しくて、データを活用する人材が、やはり今、行政には決定的に不足していると、問題を発見して、対策を考えて、そしてその対策を評価していく、こういったデータ誘導型社会における必要人材の教育、専門性の育日本人の平均と変わらない程度でした。
自分の血液の数値を知った住民は…調査に当たった小泉さんによりますと、PFHxSの血中濃度が65倍高いからといって、健康リスクが上がるとは言い切れない、分からないからこそ実態の解明というのが、非常に重要であるとおっしゃっていました。 きょうご紹介した化学物質、ちょっと分子構造でご紹介しますと、こちらの一番最近のものですね、PFHxSはほかに比べると、ちょっと短いという特徴があるんですよね。