クローズアップ現代+「性暴力なぜ無罪判決に密着ルポ性被害の実態あなたの考えは」

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この番組のまとめ

日本の刑法では性暴力が有罪になる要件として「同意がないこと」そして「抗拒不能」の2つが必要とされています。 このセンターでは無罪判決が出たことで声を上げてもむだだと感じ諦めてしまう被害者が増えることを懸念しています。 「抗拒不能」の要件あなたはどう考えますか?父が娘に同意のない性交をした、そのことが裁判で認められながら、この無罪になったことは、本当にありえないことだと思っています。

しかも、抵抗できない状態だという要件を加えることによって、誰が見ても、これは犯罪行為だというふうなコンセンサスというか、皆さんからの了解が得られる、社会から見ても、これは非難すべき行為だということはいえるということです。 そのときに適切に捜査がされたとか、事実認定が正しくされたとか、そういうことが問題なのであって、同意がない性行為が性犯罪になるというルールが作られたからといって、えん罪が増えるというのは、論理としておかしいのではないかなと思います。

今週、山本さんたち被害者の団体が法務省などを訪れ要望書を提出しました。 ユミさんのカウンセリングを担当している専門家はこうした反応は強いショックや恐怖から身を守るためのもので性暴力被害者の多くに起きることだといいます。 被害者が訴える刑法の見直し。 さあ、傷ついた被害者を救い、あるいはこれ以上、被害者を生まないっていうために、何が必要なのかを2人に書いていただきました。 ですから、被害者対策は、もっと別な形のもの、被害者の生活支援などももっと図られるべきだと思います。