クローズアップ現代+「震度6強・ひずみ集中活断層・液状化リスク▽住民の避難は」

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この番組のまとめ

液状化現象を研究する、新潟大学の保坂吉則さんです。 実は山形県や新潟県では、これまでもたびたび液状化の被害が出ていました。 鶴岡市では11年前、地震による液状化のハザードマップを作成。 液状化が発生した鶴岡駅周辺だけでなく、市街地の広範囲にわたり、液状化が発生するリスクが高いことを示しています。 すると、液状化現象は程度の差はあれ、より広範囲で発生していた可能性があることが分かりました。 一度液状化すると、地盤が弱くなり、このあとの余震でも液状化が進み、被害が拡大するおそれがあると、保坂さんはいいます。

政府の地震調査委員会の臨時会合に出席されていましたが、今回の地震が起きた原因やメカニズム、これ、どこまで分かってきているんでしょうか?今回の地震も含めて、日本ではたくさんの地震が起きておりまして、それがどういった仕組みで起きるかっていうことを、まず理解する必要がございます。 こちらの地図が、主に大きな液状化の被害が起きた地震を示した地図なんですけれども、まず東日本大震災、2011年の東日本大震災では、関東、千葉県や茨城県を中心に、およそ2万7000棟の住宅が被害を受けました。

先ほど平田先生がおっしゃったように、日本海沿岸部には、ったかということをこのあと、お伝えしようと思うんですが、夜間、突然強い揺れに見舞われた住民の皆さん、日本海側特有の津波のリスクがある中で、どう行動したんでしょうか。 新潟地震、新潟市内の被害の印象が強いですけれども、酒田のほうから、下越地方を中心に多くの地域で被害があったので、皆さん、ちゃんと記憶として残っているんだろうというふうに思います。

今回、実際に最初の津波が観測されたのは、地震から40分余りあとだったんですけれども、ただ、本当に仮に、より大きな規模の地震が、また同じ震源、この付近の震源で発生した場合は、地震発生から僅か数分で津波が押し寄せていた可能性があるんです。 例えば私たちやはり、東日本大震災の記憶というのは強いですし、報道とかでも多く行われているように、南海トラフという、太平洋側の地震津波というものについて、やはり意識が高いっていうのが現実としてあります。