アメリカによる経済制裁で原油が輸出できなくなったイラン。 国民の8割以上がイランに対して否定的な見方をしているというアメリカ。 世論の支持を受けてトランプ大統領はイランへの強硬姿勢を貫いています。 イランの核開発を大幅に制限する見返りにそれまでの経済制裁を解除するとした核合意。 先月、アメリカがイランに対して武力行使も辞さないということを世界に知らしめる出来事がありました。 元陸軍大将で、安全保障問題でトランプ大統領から相談を受ける対するイラン。
長年、イランと敵対関係にあるこのイスラエルを、トランプ政権の中枢にいる、こちらのクシュナー氏や、同盟国のイスラエルを守るというよりも、オバマ大統領の成果を否定することのほうが大きいということがいえると思います。 実際にこのオバマ大統領の作った核合意を離脱しまして、今は制裁を強化、圧力を強化しているわけですが、トランプ大統領が目指しているのは、イランの最高指導者、ロウハニ大統領だったんですね。
アメリカをイランとの戦争に導こうとしていたのは、最強硬派のボルトン補佐官ですけれども、ボルトン補佐官は、この春にベネズエラの政権転覆を目指したんですが、そこで失敗しています。 イランからまた無人機撃墜のような行為があった場合は、アメリカは限定的な攻撃をするんだというような話も聞かれるわけですけれども、万が一、そのようなことになった場合に、イランはやはり報復をしようとすると思うんですね。