実は3週間前JAXA内部には2度目の着陸に対して慎重な意見が出ていました。 ことし2月には、最初の着陸でリュウグウ表面の岩石を採取できたと見られています。 チームの責任者を務める津田雄一プロジェクトマネージャ。 当初6月下旬の着陸を予定していましたがまだリスクがあると2週間の延期を決断します。 予定の倍、時速およそ3キロで降下させ、時間どおり着陸させるというものでした。 トラブルに見舞われていた最初の着陸。
でも、2回目には慎重論があったということでしたけれども、世界中の研究者からも、2回目やめたほうがいいんじゃないかというメールが届いたそうですね。 小惑星、これはわれわれがNASAも含めて、…も含めて、世界中も含めて初めて行くタイプの小惑星で、表面がどんなもので出来ているかよく分かってなかったんですね。 きょうはもう一方、青山学院大学陸上部の原晋監督にもお越しいただきました。
初代の1.5倍およそ300億円をかけ小惑星内部の探査などより難しいミッションに挑むことになりました。 きょうの着陸成功の鍵を握った有人宇宙飛行を担う筑波宇宙センターや航空機の開発を行っていた調布航空宇宙センターなどほかの部署とは壁がありノウハウの共有が限られていました。 さらに宇宙輸送船こうのとりなど大規模なプロジェクトを動かすノウハウもありました。 組織の壁を取り払ったことでこうしたノウハウが生かされ総勢600人からなるはやぶさ2のプロジェクト。