西暦２０００年から現在までＩＳＳには さまざまな国から選び抜かれた宇宙飛行士たちが乗り組んできました。 フランス人宇宙飛行士 トマ・ペスケ。 それは 宇宙飛行士たちの壮大な夢と冒険の旅にかかっています。 円筒状の居住用モジュールでは各国から集まった宇宙飛行士たちが生活しています。 長期滞在する宇宙飛行士の数はＩＳＳを運営する各国の出資規模に応じて決められています。 それぞれの宇宙飛行士は原則として自分の国のモジュール内で活動します。 ロシアの宇宙飛行士は ロシアの食料が置いてある区画で食事をします。
６か月のミッションの間にはもちろん自由時間もあります。 総工費１，５００億ドルをかけて建造された国際宇宙ステーション・ＩＳＳ。 現在のような国際協力はどのようにして実現したのでしょうか？しかし アメリカは間もなく宇宙開発でソビエトを抜き去ります。 それから２０年多くの宇宙飛行士がさまざまなミッションに挑んできました。 ヨーロッパでは 宇宙飛行士の募集はおよそ１５年に一度でも やはり一番難関でしたね。 宇宙飛行士にとって最も必要な資質。 宇宙飛行士は完璧ではありません。
宇宙飛行士に選ばれてからＩＳＳに向けて出発するまで訓練期間は７年に及びました。 ペスケたちは世界各地で過酷なトレーニングを積み全ては 宇宙飛行士に必要な能力を身につけるためです。 宇宙飛行士は 使命感が強くミッションを１００％成功させたいと考えます。 打ち上げ時の振動を最大限に吸収するため宇宙飛行士それぞれの体をかたどった専用シートが用意されます。 研究者やプログラマーなど何千人もの関係者が宇宙飛行士の動きを遠隔操作しています。 宇宙飛行士は実際のところ地上の科学者たちの手足であり目なのです。
無重力空間で液体 物質 有機体はどう動くのか？宇宙機関が選考のうえ資金を提供します。 宇宙飛行士が実験台にもなります。 ４００キロ離れた地上から宇宙飛行士を検査するため科学者たちはさまざまな装置を開発しています。 宇宙飛行士たちは筋力を維持するため僅かな重力でも使えるように開発されたマシンを使って日々 ２時間半の運動に励んでいます。 ２０１０年 ＩＳＳの無重力空間で植物が どう生育するかについて実験する機会を得ました。