ごごナマ「山中伸弥」 ※国会中継の場合あり

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この番組のまとめ

阿部今日のゲストはiPS細胞研究所所長山中伸弥さんです。 山中さんは現在、研究の傍らiPS細胞を世に広めるための活動中。 山中伸弥さんの七転び八起き人生に迫ります。 阿部最近のニュースでは山中さん、ラグビーの日本代表快進撃。 船越そんな山中先生に昨日のゲスト、吉岡秀隆さんからこんな質問が届いております。 阿部本当にお忙しい日々が続いているかと思いますがご自身では研究は続けていらっしゃるんですか?山中一応研究所の教授ですから研究者ですがあまりできてないです。

まず、現在iPS細胞研究所の所長を務める山中さん。 研究者としての生活を一変させたのが世紀の大発見、iPS細胞。 山中まず、iPS細胞は12年前までどこを探しても存在しませんでした。 ですから、受精卵から人間の血液や皮膚の細胞になったものをもう一度、逆戻しして細胞の運命をリセットして逆戻しにしたような細胞がiPS細胞ですから結構、性質が受精卵に似ているんですね。 肝臓の細胞そういう細胞を皆さん山中今だと研究するためのiPS細胞だったら大体、数十万円くらいです。

この傷んだ組織にiPS細胞から作った組織を移植することでさらに薬をつくるための研究では患者の皮膚などからiPS細胞を作り、それを病気となっている部分の細胞に作り変えます。

子どものころから科学大好きな少年だったということなんですがそんな山中さんに研究人生のきっかけを与えたのが、こちらです。 お父様はどんな思いでおっしゃったんでしょう?山中僕の父親は医者でも研究者でもなく技術者でした。 小さな町工場を営んでおりましたが私が中学生くらいのときに仕事中にけがをしましてけがは治ったんですが輸血が必要になりまして輸血が原因で、肝臓の病気肝炎に。 当時、まだ原因も治療法もなかったですからすごく元気な父親だったんですが男前で憧れの父だったんですがそういう思いが強くなってきて。

でも、ビジョンが一生懸命働いている間に気が付いたらあれ?俺なんで一生懸命働いてるのかなって分からなくなることが。 船越最初のビジョンを見失いかけてると。 僕たちの今のビジョンはiPS細胞で患者さんをいかに早く治すかというビジョンだとなると違うと。 メディアのウケは、右のほうがいいかもしれないけどそのビジョンに関しては左のほうが早いと思ったら迷わず、左に行けますのでいまだにVW…。 特に迷ったときとか困難にあたったときにVWを思い出すとああ、そうだそうだ僕たちのビジョンはって。

阿部現在の山中さんにiPS細胞誕生後ご自身で設立に携わったiPS細胞研究所所長としてご活躍です。 船越先生のアイデア?どういう研究がテーマになってるんですか?山中iPSのすべてというかなぜ、iPS細胞ができるのか非常に基礎的な研究から先ほどご紹介した再生医療や薬の研究応用のところもやっていますしあとは倫理的な…どこまで研究をしていいんだと。 iPS細胞から、精子とか卵子も理論上はできますからいってみれば皮膚から命ができる可能性もありますからそういう理系だけではなく文系の研究者とか倫理の研究者もたくさん。

山中これもアメリカのいいところはどんどん取り入れようということでアメリカ、イギリスもそうなんですが研究のための資金を国からの税金だけではなくて研究者みずからが一生懸命アピールして一般の方から寄付として集めるということを私はアメリカに毎月行ってるんですが向こうの研究所長とか見てるとそういうことにものすごいエネルギーを使っておられる。 山中10年近く前からやっていますが最初のころは走ってるとよく沿道とかほかのランナーから山中先生!マラソンより研究頑張ってくださいってそうですって感じで。