国土交通省によりますと、正午現在、国と県が管理する9つの河川の合わせて10か所で、堤防の決壊を確認したということです。 またこれまでに10人が死亡し、16人が行方不明、128人がけ宮城県大郷町上空です。 画面中央を流れているのが吉田川です。 この吉田川の堤防、決壊しています。 こちらは宮城県大郷町、吉田川の上空からの現在の様子です。 そして画面の中央、少し下を見ますと、堤防が広い範囲で決壊しています。
これは河川氾濫の場合によくある現象でして、橋梁の橋脚の前面に流木が引っ掛かる。 特に決壊のおそれがあるような所では、周辺では事前の避難とか、NHKが各地の放送局を通じてまとめたところ、台風19号の影響で、これまでに16人が死亡し、15人が行方不明になっています。 死亡したのは、神奈川県と栃木県でそれぞれ4人、群馬県と埼玉県でそれぞれ2人、岩手県、宮城県、福島県、千葉県で1人となっています。 栃木県佐野市では、秋山川が決壊しています。
現在分かっている被害状況ですが、佐野市によりますと、建物被害の状況や人的な被害というのは、全容が把握できていません。 では続いて、千曲川の堤防が決壊した長野市から中継です。 長野市内の高台から、千曲川方面を映しています。 本来、千曲川は右から左に流れているんですが、この辺りの冠水した水というのは、左から右に流れているのが分かります。 本来、千曲川はここから画面奥に500メートル離れた場所を流れています。 千曲川は画面奥側から手前側に氾濫してきました。 千曲川の現在の様子をお伝えしています。
まずは今、中継にありました千曲川ですね、長野県の千曲川、それから福島県、あるいは栃木県、福島県が今のところ、中心と見られますが、阿武隈川、そして入間川水系、そして最初の映像にあった吉田川、こういった所が代表的な所だというふうに考えていいと思います。 千曲川は堤防が決壊し、大規模な浸水被害が発生しています。
栃木県佐野市では、市内を流れる秋山川が決壊し、水が付近の住宅地に流れ込みました。 今、には、付近の住民からと見られる、2階に避難しているので、救助してほしいなどといった電話が数十件寄せられているというこ市内の小原田二丁目付近で、阿武隈川の堤防にひび割れが確認されたほか、支流の逢瀬川でも堤防から水が漏れ出しているという情報が、住民から寄せられたということです。 福島県白河市では、昨夜、裏山が崩れて住宅が土砂で押しつぶされ、川沿いの道路を走っていた軽乗用車とトラックが、命に別状はないということです。
さらに広範囲に甚大な被害が発生していることを踏まえ、非常災害地盤の緩んでいる所もあるとして、油断することなく、引き続き、土砂災害や河川の氾濫などに十分警戒するよう国民に呼びかけましその上で、加藤厚生労働大臣は、保健衛生の面から留意することなどを指示しました。 JRの在来線は、京王電鉄の京王動物園線、京王高尾線、西武鉄道の西武秩父線、成田空港では、欠航の情報を入手できずに訪れた利用者などで混雑しています。