ニュース「ローマ教皇 長崎訪問」

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この番組のまとめ

この時間はローマ・カトリック教会の教皇としてきょう、フランシスコ教皇は被爆地の長崎市と広島市を相次いで訪れます。 長崎と広島への訪問に先立ちフランシスコ教皇は昨夜、日本の司教団らに人類史に残るあの悲劇の傷に被爆地から世界に向けて何を訴えかけるのか注目されます。 日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルらが創設したイエズス会の出身で日本への派遣を願い出た経験も発しています。

核兵器の廃絶に強い関心を持ってきたフランシスコ教皇。 バチカンとして核兵器禁止条約をいち早く批准するなど、核廃絶へ積極的な取り組みを続けてきたフランシスコ教皇。 両国が結んできました中距離核ミサイルの全廃条約が国際社会で国際協調よりも単独行動主義が重視される姿勢が多くなる中、核兵器廃絶の機運は下火になっています。 歴代の教皇は核兵器を持つことによって核抑止という考え方については全面的には否定してこなかったんですがフランシスコ教皇はこの姿勢から一歩踏み出して核の保有自体を認めない姿勢を打ち出しました。

フランシスコ教皇による献花が続いています。 フランシスコ教皇による献花でした。 世界の平和と安定は相互破壊への恐怖や壊滅の脅威に依存する行為とは相いれません。 昨年7月、日本の司教協議会は核兵器廃絶を呼びかけました。 核兵器のない世界は実現可能でありかつ必要とされている。 核兵器の開発はテロ行為だという非常に厳しいことばを使って国際社会で今失われている信頼関係を取り戻したうえで核の廃絶に向けて動きだす必要性を強調していました。