で 今回 慶応義塾大学の学生であった上原良司という青年に焦点を当てているんですけれど慶応大学には 福沢諭吉をはじめ門下生や卒業生について研究する機関があるんですね。 で 2010年に始まった上原家の資料調査がちょうど 10年を迎えて調査も かなりまとまってきたことからちょうどいい節目としてその上原良司さんをテーマにした番組を考えたっていうことなんです。
上原たちにとって戦争は まだ遠い出来事でした。 僅か半年後の12月には日本軍が ハワイ 真珠湾を奇襲し太平洋戦争が勃発します。 上原が 戦争の間つけていた日記や手帳です。 戦争は 上原や その家族に何をもたらしたのか。 上原の母校・慶応大学では2010年から 調査を続けています。 天皇陛下 万歳!万歳!その年の12月上原は 陸軍の歩兵連隊に入ります。 待望の「特操」となった上原は飛行学校で訓練を始めました。 上原良司が持っていた「クロォチェ」の本。
尋常でない手段「特攻」が陸軍の戦術として 固められていきました。 陸軍参謀総長・梅津美治郎は直ちに 昭和天皇へ上奏します。 この後 陸軍は特攻への傾斜を強めていきました。 ついに 特操から特攻として出撃する者が出ます。 総理大臣・東条英機。 軍全体で 特攻を推し進める 日本。 しかし このころアメリカ軍の対策が強化され特攻の効果は 少なくなっていました。 上原良司は 特操の同期と共に集合を命じられました。 上原は 陸軍特別攻撃隊「第56振武隊」に配属されました。 出撃前 特攻隊員は帰郷を許されました。
戦争に関する貴重な資料を収集する博物館から上原の文章を 収蔵品に加えたいという依頼が寄せられたのです。 まあ Twitterでもね この 戦争について考えさせられるという声や上原の 自由を大切にしたいという生き方についての声が…ということなんですよね。 今回の番組は特攻 戦争がテーマでしたがそういう番組って 太平洋戦争終わりの8月に放送することが多いですよね。