東京には百年以上営みを続ける企業や店が3,000社以上もあります。 世界最大の人口を抱えた江戸ではさまざまな商いが生まれました。 壊滅してきた東京になぜ 世界で最も長寿企業が多いのか。 長寿の秘訣を探っていくと驚きの商売哲学が現れます。 巡るのは 老舗が集中する東京の東部。 あっ すばらしい!百年以上 玩具一筋。 関東大震災で全焼した仲見世。 再建を果たすやいなや今度は 東京大空襲に見舞われレンガ造りの建物だけが残りました。
日本に牛肉を食べる文化が定着したのは文明開化の頃。 急激に広がった牛鍋ブームに乗ってこの店も東京の中心地浅草に出店しました。 お店は 高速道路の高架下にぽつんと建っていました。 隅田川沿いの この場所で桜餅を売り始めたのは江戸時代 享保年間の303年前。 歌川広重の浮世絵にもこの店の桜餅が描かれではなくて…あんこの方も…作り続けてきて。 世界一の老舗ワンダーランド 東京。 社訓1 最良の製品を世に残し祭りと伝統芸能を…。 なぜ 長寿企業が これほど多いのか海外からも注目されています。
佐藤さんが桜餅のお店から向かったのは上野にある創業367年の組紐を売るお店です。 わしらの組紐にはな糸守 千年の歴史が刻まれとる。 時空を超えて 恋人たちを結び付ける象徴として描かれ組紐ブームも起こりました。 名前は三葉!さまざまな色に染められた絹糸の束を人の手で一組一組 交差させながら組み上げられる組紐。 東京には 老舗54軒が集う東都のれん会という団体があります。 東京で老舗が最も多く集まる 日本橋。 どの老舗にも共通する経営哲学です。