この女性が いや この男性…あ いや この女性…うん この女性が今回の物語の主人公食品メーカー総務部長三浦安雄 ４５歳です。 もちろん大丈夫なわけないじゃないですかハハハハハ♪～土方さん どうしたの？ トラブル？そして 半年前の部長ちょっと いつまでやってんのよ。 プロジェクト？ ああ あれでしょピクニック？聞いたよ サンプル食べながらわいわい わいわい ピクニックみたいですっごく楽しそうだって。
田代 大丈夫か？え？いや だって俺たち もうこんな年だし子どもたちだって まだ あんなだぞ。 だから これは…俺の衣装 女装用の。 女装！？ はあ？それで そん時に 余興で無理やり やらされたんだよ。 その言葉のとおり 浮気ではなかったそれどころか 部長は 本当に女装にしかも かなり はまり始めていた「で チークの方はなるべく強くつけたいのでちょっと硬めのブラシとかで塗ってあげるといいと思います。
え？これってあくまでも女性向けなんで部長みたいな中年男性ターゲットにしてないんで。 こんな年になって こんなこと考えるなんておかしいんじゃないかとか若い時から悩んでる方に失礼なんじゃないかっていうことも考えたりして… なので今の この自分の気持ちが一体何なのかどういう状況なのか 状態なのか率直に知りたくて…。 は？ももクロ？この人一時期 ももクロに はまってライブ通ったりＤＶＤ毎日のように見てたんですけどもう半年もたたないうちに ぱったりで。
♪「Ｔｈａｎｋ ｙｏｕ ｆｏｒ ｙｏｕｒ ｔｅｎｄｅｒｎｅｓｓ」♪「Ｔｈａｎｋ ｙｏｕ ｆｏｒ ｙｏｕｒ ｓｍｉｌｅＴｈａｎｋ ｙｏｕ ｆｏｒ ｙｏｕｒ ｌｏｖｅ」安雄が来るなんて 私も もう長くないね。 それは プロジェクトが成果出せてないじゃないですか 商品開発の。
何 どうした？有田さん これ三浦部長から社内メールで。 「トランスジェンダー」？ちょっ ちょっ… どういうことですか？これ 部長からです。 トランスフォーマー。 あっ ご無沙汰してます 五十嵐さん。 え？あ いや 総務の三浦部長を…。 ああ… 五十嵐さん ごめんなさい 私が…。 本日付けで？はい 本日付けで ちょうど。 三浦さん何？ 罰ゲームか何か？あっ いえあの本日付けで ちょっといろいろ…。 実は 俺 今日から女子社員になった。 五十嵐 どうした？行きましょう…。
あ… でもプロジェクトの人たちとかは結構フラットですよ。 え？これから どうしていくつもり？自分のこと 秀太のこと 私たちのこと全部どうしていくつもり？あ… 弁当はやるよ 俺の係だから。 キッチンに立たないでもらえる？え？お弁当作ったら いい父親だなんてうん。 秀太 何やってんだ 早く来いよ！オーライ オーライ！自転車見に行くよ～。 まあ 知ってのとおり 人手足んないから店としては大歓迎ではあるけどああ！ ごめんごめん あの…一日でも長く土に触れていたいってことだよね。 自分のカミングアウトのせいで。
えっ？あっ すいません あの 失礼ですけど三浦部長の奥様…。 ああ… あ お義母さん どうだった？あの～俺… 俺 本当に つい最近まで自分が 普通に男であることに何の疑問も感じなかった。 だから 結婚して 家族持って秀太が生まれた時は２人のことは 何よりも大切に思ってるし。 管理本部総務部の土方はる子と申します。 商品開発プロジェクトを代表してお送りしています」。 「我々一同 商品開発を進める過程で生産の現場で 一から学びたいと思うようになりました。