NHKスペシャル「“パンデミック”との闘い~感染拡大は封じ込められるか〜」

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この番組のまとめ

日本の新型コロナウイルス対策の心臓部に今回、初めてカメラが入りました。 地球規模で猛威を振るう新型コロナウイルス。 国の専門家会議は19日感染源の分からない患者が継続的に増加する地域が全国に拡大すれば新型コロナウイルスに感染した70代の男性です。 2003年、SARSの世界的な流行の際にはWHOの最前線で指揮を執った感染症対策のスペシャリストです。 急速な感染拡大の芽を摘むために、今、対策班が最も力を注いでいるのはクラスターと呼ばれる感染源が特定できない患者が増えていました。

保健所と感染症研究所地方自治体の皆さんさらに地方衛生研究所クラスター班の若手の研究者こういった人たちの不眠不休の努力で、なんとかクラスターを見つけてそれを最小限に抑えている。 押谷クラスター連鎖も監視下におくことができればそれほど大規模な流行につながらないと我々は考えています。

合原こちらはパンデミックの中心ともいわれますヨーロッパ各国の感染者数の推移です。 一方で、日本では多くの人が医療にアクセスできると同時にと同時に、医療現場の医師の感染拡大を抑えられているということだと思うんですがただ、日本もPCR検査の数が少ないので見逃している感染者も多数いるのではないかという指摘も一定にあるんですが。 押谷本当に多数の感染者を見逃しているのであれば日本でも必ずオーバーシュートが起きているはずです。

そして換気の悪い密閉空間ではマイクロ飛沫がより感染リスクを高める可能性も浮かび上がってきました。 先ほど、ご覧いただきましたのは一般的なマイクロ飛沫の動きを示したもので新型コロナウイルスの感染のリスクを示したものではないわけですが実際の感染の広がりをご覧になっている押谷さんから見るとこの新型コロナウイルスではマイクロ飛沫による感染は空気感染が起きていたら日本でも大規模な感染拡大が起きているはずなので。

最初に新型コロナウイルスが発生しまして2か月間、封鎖が続いています中国・武漢の現状から見ていきます。 さらに、都市部を中心としていろいろな流行が起きてきてその中から、我々は非常にいろんなことを第2波の闘いというのは非常に難しい闘いになると思いますけれども第1波の経験を生かしてさらに対策を徹底することにより第2波の流行も比較的早期に制御する方向に押谷ワクチンは時間がかかりますし本当にワクチンができるかどうかもよく分かっていません。

合原現在、別の病気に使われている治療薬で新型コロナウイルスに感染した患者への投与が行われているのはこれらの薬です。 この4つなんですけどもこのうち日本の製薬会社が開発しましたインフルエンザの治療薬アビガン。 国内でも愛知県の藤田医科大学病院などで患者に投与する臨床研究というのが始まっています。 また、アビガンについて中国政府は臨床研究で効果が認められたとして政府の診療指針に正式に採用する方針を明らかにしています。

虫明押谷さん感染症封じ込めのスペシャリストとして改めて、このウイルスと私たちはどんなふうに向き合っていくべきだと思われますか?押谷非常に対策の難しいウイルスだと思います。 クルーズ船の問題やPCRのキャパシティーの問題などで日本はいち早く世界の中でも流行を起こすんじゃないかということが懸念されていたんですがまだアジア、アフリカでは我々、非常に懸念していたんですがオーバーシュートを起こしていると考えられる国はまだありません。