ペリー率いるアメリカ艦隊…これまで アメリカの強大な武力を前に日本は なすすべなく屈服したと言われてきました。 実は この時 日本は黒船を迎え撃つための「決戦計画」を練り上げていたのです。 ええ~!舞台は オリンピック・パラリンピックで今 一番熱い あの場所。 黒船来航ですけれども。 黒船来航っていいますと海外から 日本にやって来た人が「急に来て それは ないぜ」っつって「おい ペリー」っつって。 あの球体行くんですか?お台場。 ここに上れば お台場一帯を見渡せるはず…なんですが。
お台場が平らだった場合中心部に落ちた砲弾の爆風や破片は大砲にまで届いてしまいます。 一方 第6台場は 五角形です。 北東の第3台場だけが四角形。 南西にある 他の台場は五角形に造られています。 全ての台場が四角形だった場合砲撃の方向は均等です。 ところが五角形の台場があると砲撃の集中する場所が生まれます。 戦闘時には 外国船もここから侵入してくると考えられたため台場の形はこの航路に 砲撃を集中できるよう造られていたのです。
軍事シミュレーションの第一人者…同じく シミュレーション界の期待の星…現役の海上自衛官…そして 軍事史の専門家…今回 戦いを徹底的に検証するため新しいシミュレーションシステムを開発しました。 これ やっぱり水深を決めていかないと…専門家たちが まず注目したのが江戸湾の「水深」。 更に検証作業でお台場の意外な弱点が 見つかりました。 さあ お台場vs.黒船戦いの行方は どうなるのか!仮想空間には江戸湾の様子が再現されています。
よもや この状況で 戦などできようか!通商も やむなしにござる!何を弱気なことを!頼りのお台場が使えない今強大なアメリカと どう対峙するのか。 開国するか戦うか その板挟みにまさに 阿部正弘はなっていたんですね。 実は 近田アナウンサーが持ってらっしゃる阿部正弘さんがですね起死回生の策を練っていたというですね証拠を つかんでまいりました。 要衝 関門海峡を押さえ海上防衛に力を注いできた長州藩。 まず阿部が 長州藩に対し…阿部が考えたのはアメリカのボートに対し日本も 船で戦うことでした。
船が相まみえようと…あ~ やられた!これは…これは アメリカが やられましたねこれね。 これ これだけの大量の船が襲いかかるともう 次々に この赤いバツはアメリカ側が やられています。 作戦が実行された場合日本が アメリカを圧倒するという結果が導き出されました。 阿部正弘は 絶体絶命の状況の中勝利の秘策を手に入れたのです。 アメリカとの戦争を望んでいないというシグナルでした。 更に アメリカを追い払えたとしてもロシアやイギリスなどが攻め込んでくる可能性もありました。 日本とアメリカは条約を結びます。