今日のゲストは大河ドラマ「麒麟がくる」で主人公 明智光秀の正室熙子を演じられる 木村文乃さんです。 苦味と美食に 一体どんな関係が?それを教えてくれる人がアメリカ・シアトルのとある高級レストランにいます。 お見事! 実は このワインイタリアの火山の麓で育ったブドウが原料なんですって。 おっ チンパンジー。 苦味遺伝子とは本来 どんな役割を持つものなのか。 教えてくれるのは 人類と共通の祖先を持つ チンパンジーです。 こちらは苦味遺伝子を持たないチンパンジー。
苦味遺伝子は この苦味センサーの感度をグンと高め毒を瞬時に避ける役割をしているのです。 ところが およそ6万年前地球規模の気候変動で寒くなり食べ物が乏しい時代が訪れます。 その積み重ねが 苦味をむしろ積極的に食べたくなる味として記憶していくことにつながったのです。 舌で苦味を感じると脳が反射的に「毒だ!」と認識。 そして 過去の記憶を参照し「これは 体によい苦味」だと分かるとこれこそが 人類が手にした…はあ。 その理由に人類が手にした 第2の特殊能力が深く関係しているんです。
人間の場合 嗅覚センサーの数は実に1,000万個。 嗅覚センサーで捉えられたにおいの情報は味覚と同様あの脳の情報司令部に伝えられます。 鼻から 息を吐く瞬間空気の流れに乗って 大量の香り成分が嗅覚センサーは1,000万個。 そのため 舌で感じる味の情報より桁違いに多い 香り成分の情報が脳の司令部に押し寄せます。 超鋭敏な嗅覚センサーにどんどん ぶち当たり激しく脳を刺激するようになりました。 そのせいで 栄養よりも香り成分つまり おいしい風味によっていや すご~い。
一方 Bグループに伝えたのは「鳴門鯛のダシたっぷり」とか「モチシャキ」「創作」などおいしさを際立たせる言葉が入った料理名。 料理の名前をおいしそうにするだけで食事に満足する人の割合がなぜ そんな能力が備わっているのか?その理由も人類の進化に秘められていました!えっ! それも?思い出して下さい。 まさに そんな 仲間への共感能力を高めることで生き延びたと考えられるのが私たち 人類です。