偉人たちの健康診断「ベートーべン 第九誕生!難聴との闘い」

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この番組のまとめ

今回 番組では彼が手紙に残したあるミステリアスな症状に注目!この症状を現代医学で読み解くと浮かび上がってきたのは何万人に一人という 難病の可能性。 そんな街の一角に 今も残るのが…ベートーベンは 宮廷音楽家だった父のヨハンから音楽の英才教育を受けます。 ところが彼が飛び込んだ宮廷音楽の世界は息が詰まるような世界でした。 当時の宮廷音楽家は王侯貴族の命じるままに作曲し 演奏するのが仕事。 そんな伝統に苦しめられた音楽家の一人がベートーベンの父 ヨハンでした。

それは 音楽家にとって致命的ともいえるもの。 耳が聞こえない音楽家そんなことが人に知られれば音楽家生命は終わってしまう。 このまま聞こえなくなれば僕は 音楽家として おしまいだ!追い詰められたベートーベンはついに 自ら命を絶つことまで考えます。 フランス革命の英雄…貧しい身の上から軍人として身を起こしたナポレオンは革命の理念を信じ孤立無援の戦いを続けていました。 一度は挫折しかけた音楽家の道に再び光を見いだしたベートーベン。

ベートーベン 14歳上にモーツァルトという先輩がいたんですがモーツァルトの音楽というのは 非常に貴族に向けたライトな曲が多くて貴族のお食事とかパーティーに沿うような内容のものが多いんですね。 だからもっと広い劇場で多くの人に自分の苦悩とかストレスとか不安とかを音楽に託したそれを聴いてほしい 表現を見てほしいというもとに作ってるのでもう コンセプトが全然違うんですね。

フランス革命の理想に共鳴し音楽を 貴族から市民のもとへ取り戻すことを決意したベートーベン。 メッテルニヒは ヨーロッパをフランス革命の前の状態に戻そうと強権を振るいました。 「第九」の初演で独唱を務めたカロリーネ・ウンガーは練習中 ベートーベンに向かってこう言ったと伝わります。 しかし聴力を完全に失った今追求したのは 心に響く理想の高音のメロディーだったのです。 ベートーベンの難聴と作品の関係を研究したアムステルダム大学の研究。