令和2年度 NHK新人落語大賞

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この番組のまとめ

しかし 今年は…平成22年度大賞の春風亭一之輔さんも無観客の寄席から落語を配信。 今までにない形で 大変に こう…私 一昨年本選残らしていただいて決選投票で ちょっと取れなかった惜しいところまで行かしていただいたので今年は なんとか取れればと思います。 新作落語は絶対 次の世代というかね次の時代をつくるものだと思うんで新たな落語を創ってみんなに見てもらいます。 NHK新人落語大賞司会の林家たい平です。 さあ 奈央ちゃん今年も若手落語家の日本一を決める見ちゃいますよね。 東京予選通過 入船亭小辰。

駄目だよ稽古しねえんだから あにいは。 「おまはん? 私がお稽古をいたしますけっしんさい ちょうそくと申します」。 「いや あの… お稽古は あの女の方がしていただけるんじゃねえんすか?」。 俺は稽古しに来てんだ!おあくびの稽古をなすったことはありますか?」。 みなもを眺めているうちについつい退屈をしてあくびになるというところを稽古してまいりますんでねえ。 舟もいいけれども 一日乗ってると退屈で退屈で… あ~あ… ならぬわい』。 舟もいいけれども 一日乗ってると退屈で 退屈でならねえってんだ。

難しい噺をトップバッターでありながらよく頑張っていただいてこれは もう間違いなく優勝だというふうに権太楼師匠と言っておりました。 権太楼さんは いかがでしたか?お疲れさまでした。 文珍師匠が言ったとおりで難しいんです この噺は。 私はね 小学校の時に人の前で初めてやったのがね「あくび指南」だった。 こうやって亭主が帰ってきた時にですよ『大層ご機嫌なようではございますが外は外 うちはうち私のお酌じゃおいしくないかもしれませんがお一ついかが?』ぐらいのこと言ってごらんなさいよ。

そうだ! 今朝食べた納豆の残り粒あれが 36粒半程あったね?」。 口先一つでご婦人は器量よく見せることができるとなぜ それをしてくれないのか?そうやって 顔中口にして食べちゃったって言うことないでしょ。 まあ まあ 別にね 俺は おめえが隣の亭主と いい仲になろうとも「下唇が出てますよ」。 俺 それでもって キュウリかじるでしょ塩なめるでしょ ぬかなめるでしょそれでもってな 頭の上に おもし載っけてここで こんなんなってるから。 失礼ではございますがあなた様のご尊顔世間様は そんな拝しておりませんのよ。

佐々木信濃守という方 この方後に 名奉行と評判を取ったお方やそうでございますがまあ 赴任してこられましてからいろいろと調べてみますとねあまりにも この役人どもの賄賂 賄 袖の下を取るのがひどすぎるというので非常に心を痛めておられます。 まあ この辺りまで来ますと子供らがぎょうさん寄ってね「両名の者の縄を解いてやれ!余は西町奉行 佐々木信濃守であるぞ!」。 えらい子供があったもんで苦笑いをしながらお奉行さん 端へ寄ってじ~っと見ております。

けどね お上のご威光っていうおもしが下にひいてますさかい皆 ピンシャン ピンシャン 偉そうにそっくり返ってまっけどねほんだら じきに潰れる腰のないやつばっかりで…」。 「佐々木信濃守はねバカや言うてました」。 「黙れ! 将軍家のお眼鏡を持って奉行職を務むる 佐々木信濃守バカで奉行が務まるか!」。 「絵に描いてあるもんが物言うわけないのにねえそれ聞いてこいやなんて 佐々木信濃守はよっぽど あほやなあって言うてましたわ」。

國村さん いかがでしたか?あの やっぱり子供のキャラクターの時には 本当にその子供が 生き生きと立ち上がって聞いてる こっちにもその子が 本当にそこにいるように感じられたんですけどちょっと残念だな大人があんまり生きてなかったかな…。 あの おんなじ 今度 こんなネタでも子供じゃない 大人のキャラクターを不思議な国へとご招待。 ええな?わしはな 昔 会社勤めをしてた時に登山が趣味でな部下の田中君と一緒に 雪山に登って遭難してしもうたことがあったんじゃ。

ええな?わしゃ 雪山で田中君に話し続けたんじゃ」。 ええな?「田中君 わしは デートで彼女に話し続けたんじゃ」。 「はい 生徒諸君 僕は大学の探検部でペラペラ王国に行ったことがあるんや」。 「田中君 君 生きとったんか。 「そういう君こそ 話 聞き上手やな田中君 ハッハッハッ」。 ええな?わしは雪山で田中君に話し続けたんじゃ」。 「田中君 わしはデートで彼女に話し続けたんじゃ」。 ええ ペラペラ王国で原住民たちに取り囲まれた その瞬間幻の怪獣 ペラペラザウルスが姿を現したんや」。

どうや? 孝太 面白かったか?」。 みんな チャイムが鳴ったり終電がなくなったり ヘリが来たりして一番聞きたい ペラペラ王国でペラペラザウルスとどうなったか分からへんまま消化不良のまま 話 切られてどういうことなん」。 田中さんも彼女も生徒たちもみんな おじいちゃんの作ったストーリーの登場人物やったから話 途中でブツッと切られたけど僕は そうはいかんで。

「お前は どうして町なかで大きな声…だから 不作法者と言われるんじゃないか本当に。 「お~い! あまっこ起きろや〜い!月々 お手当運んでくる旦那が来たぞ~い!眠かんべえが 金のために開けてやれ!」。 あの~ 奥様の心持ちは本当に涙が出る程 うれしいんでございますがそのお言葉に甘えて旦那を こちらにお泊めしてしまうと以後 私が 奥様に合わせる顔がなくなってしまいます。 あの お心持ちは十分頂戴いたしましたので今晩は あちらにお戻りになってお休みくださいまし」。 今晩 おらと一緒に野宿するべ」。

権助 提灯に火を入れな」。 これ 無駄と言わずに何を無駄と言いますだ?めかけ囲うのやめた銭でもって提灯買ったらいくつ買えるか分からねえ」。 「めかけと提灯が一緒になるか。 「ああ 提灯には及ばねえ」。 お噺は非常に古風なのに…提灯なんか出てきて。 おめかけさんがもうほとんどギャルに見えて奥様も 何か 非常にいいとこのお金持ちの奥様そんな絵柄が浮かんでくるという不思議な面白さを体験させていただきました。 杢兵衛大尽がお越しになられました」。 杢兵衛大尽 入らせてもろうても?よろしゅうございますか。

ワレ どうした? つったら『お大尽 次 いつお越しに…』ってフゥ~っと消えた。 杢兵衛大尽が… クッしばらくの間 お越しに… クッなりませんでしたよってに… クッ!プゥ~」。 お大尽 許しを得てまいりました。 ねえさん方がズラ~ッと並んでおりますのを私が どうぞ よろしいのをお選びをと申しましたら さすが お大尽。 審査員の方にお話 伺ってみましょう。 権太楼師匠 いかがでしたか?すごく あなたらしい落語感を持ってこの噺を作ってるんだろうなと思っておりました。