偉人たちの至高のレシピ~京都・板前割烹(ぽう)の献立帖(ちょう)〜

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この番組のまとめ

お客の目の前で料理することを始めた板前割烹。 文豪や財界人 役者に学者 文化人。 一人で店番の若女将ちょいと一休みと思ったやさき…。 留守番の若女将にとっては一大事。 クーラーも扇風機もない時代二人の御仁は微動だにせず ひと言もしゃべらない。 若女将 ただならぬ空気に必死にうちわで仰ぎ続けた。 絶品の鱧のご縁は 谷崎晩年まで続き9歳で 大阪・船場の魚屋に丁稚奉公に入り20代で腕利きの包丁方として名を馳せます。 それまでは 料理人は裏方。 初代主人は 板前割烹という初めての試みに打って出ます。

あの 料理屋の場合 これ 例えばすり鉢 すりこぎといいますがするというのは ロスにつながります。 すり鉢でなく あたり鉢で作った…ここで 板前割烹直伝おせちの極意を教わります。 うわ~… きれいですね!黒豆とかね それで たたきゴボウ。 これはもう 今 季節の柚子が入っとりまして。 代々続くようにという意味がございまして。 はっ!あっ! 大丈夫でした ギリギリ。 縁起悪いです よかった 危ない。 たたきゴボウ 京都の… あとは色合いを考えた時に海老にしようかしら。

京都は戦前戦後日本のハリウッドとも称される映画の都でもありました。 戦後京都の欲望渦巻く花街を描いた「偽れる盛装」。 当時のトンカツは 特別な日のごちそう。 大酒飲みや大食漢が多い映画人たちにこの気遣い。 トンカツがお気に入りだったイギリスの陶芸家バーナード・リーチが焼いた鱗皿。 喜劇王の反応は?こういう料理で こういうふうにショーアップするということがね非常に興味深く もうブラボーでお応えになって拍手していただいたと。 「天皇皇后両陛下は 11月10日東京の歌舞伎座へおいでになりました」。

次なるお客様は 歌舞伎界の頂点を極めた初代中村吉右衛門。 座頭を務める初代中村吉右衛門。 こうして誕生したのが初代中村吉右衛門特製野菜スープでございます。 二代目 中村吉右衛門さんは お店からさまざまなことを学んだそうです。 「11月3日スウェーデン科学学習院は1949年度のノーベル物理賞を日本の湯川秀樹教授に授けました。 三代目主人 急逝した父の後を28歳で継ぐことになりました。 祖父 父の料理哲学を先生方から教わり気づかされた三代目主人にございます。

さすがに胡麻どうふのお好きで何十回 何百回召し上がったお客様ですからこの器は胡麻どうふにぴったりであります。 日本人初のノーベル文学賞受賞者…菊池 寛によって才能を見いだされた川端は 菊池にならい 京都滞在の折は割烹での食事が常でした。 ノーベル賞受賞の頃は 二代目が食事のお世話をしていました。 慌てた二代目必死に墨をする する する する。 ジョセフィン・ベーカーさんとかああいう外国の賓客のお方の時によく使いました。