壊さないでいただければって…この歴史的建造物に挑むのは文化財調査のエキスパートと経験豊富な宮大工たち。 更に!あ! あ! えっ 出てきた!何 出てきた?解体工事中に見つかった…うお~ これ すごいよ!戦国ロマンの詰まった解体現場を巡るのはこの2人。 いざベールに包まれた「解体現場の世界」へ!さあ 岐阜県の御嵩町というところにやってまいりました。 重要文化財やて。 えっ重要文化財を解体するんですね。
今回の願興寺の解体作業では文化財の専門家 内山さんの指揮のもと田口さんら宮大工や特殊な技術を持った職人など…金属のバールが直接床板に触れないよう板をあてて慎重に持ち上げる。 専門家指導のもと板を外す作業を手伝わせてもらう。
伊野尾さん…えっ これ材料何ですか。 ここで 大学で建築を学んだ伊野尾さんが「あること」に気がついた。 伊野尾さんが指摘したのは柱に使われている木材の種類がバラバラなこと。 織田軍に陣を敷かれないよう岩村城の西にあった願興寺に突入。 なぜ 焼き打ちした軍の大将が再建を約束したのか?自らも出家したほど仏教を信仰していた武田信玄。 頓挫した願興寺の再建計画。 武田信玄の息子 勝頼が岐阜に攻め込むと聞いた信長が向かった先は…。
再建する際には 文化庁が定めるいつ どのようにつくられたのか?その調査は内山さんと…助手の澤野さんに委ねられている。 部材一つ一つにキリを刺し内部の腐敗状況を調査する。 あ~…腐敗がひどい部材でも使える部分は残し新しい材木を継ぎ足して利用する。 倉庫に保管されている貴重な部材の数々を特別に見せてもらった。 木に貼られたこの番号は 何なのか?本堂の中央付近を示しており…更に詳細な表を見ればどの部分に使われる部材なのかそう考えると すごいですよね。