京コトはじめ「職人がつなぐ 型友禅の美」

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この番組のまとめ

では、その型友禅を生み出す職人たちの美の工程その現場をのぞいてみましょう。 そんな友禅染に革命をもたらしたのが明治始めに登場した「型友禅」です。 京都の染色家、広瀬治助が型紙で染める技法を開発したのです。 50年以上に渡り型友禅を手がけてきました。 職人の技術がつまった型友禅です。 森田型友禅ができあがるまでのそれぞれの工程に技を極めた職人の方々の存在があるんですね。 それでは、型友禅の世界にさらに迫っていきたいと思います。

森田これはどういった作品になりますか?池田これは成人式などに着られる振り袖です。 そして、この模様は基本になってるのは能衣装の市松模様の衣装を参考にしてそれを現代風に作り上げたという振り袖です。 森田市松模様といいますと今、人気のアニメーションでも緑と黒の市松模様がありますけれども正方形が連なってますけどもこちらは少し、その四角の大きさを変えているんですね。 森田こういった柄を考えるときに先人が生み出した型紙ですとか模様などを参考にすることもあるんでしょうか。

だから、時間はかかりますしお値段も高くはなるけれども化学染料によってたくさんの色合いが好きな色が染められていくということが出たというのがこれはすばらしいことだったと着られるようになったのがこれが明治に入ってからだったと。 池田彰三これが今いちばん新しい流行の色を作るため日々、染料の調合を研究し新しい色を生み出しています。

森田ここで毛利さんにも伺いたいんですがこういった色鮮やかな型友禅に見られる京都の美意識というものをどういうふうに捉えてらっしゃいますか?毛利はんなり。 型友禅の技法を使って斬新なデザインを作る工場があります。 これらを使って今、新たなデザインに挑戦していらっしゃるのが山元さんの妻桂子さんです。 山元桂子型友禅ではタブーとされている染め方をあえてやっています。

着物に手描きで家紋を入れる職人紋章上繪師です。 小松上絵とは?波戸場生地に直接、墨と筆で家紋を描く作業になるんですけれどもこちらが仕上げの作業になります。 波戸場紋章絵師の、頭の中のデザイン設計図というものを小松家紋が日本で生まれたのは古く平安時代といわれます。