ところで皆さんは このお祝い事の裏でひそかな攻防戦が繰り広げられていたことをご存じでしょうか？運命の分岐点は…テレビマンたちは知恵を絞り 汗をかき独自の作戦を立ててその５０分間に全てを懸けたテレビマンたちのアナザーストーリー。 元ＴＢＳ 鈴木茂夫。 公共放送…民間放送第１号…そして 鈴木がいた…開局したばかりのフジテレビや テレビ朝日はそれぞれ 日本テレビＴＢＳのチームに参加した。 中継用のカメラをどこに設置すべきか？カメラポジションの取り合いから戦いは始まった。
ともかく勝つか負けるかの勝負ですからそれが鈴木一世一代のカメラポジションとなる。 ＴＢＳとＮＨＫそれぞれの方針が定まる中圧倒的不利な状況にあったのが…制作費も他の局より少なく知恵と工夫で巻き返すしかなかった。 基本的には そういうねカメラワークにしようっていうふうに屋上カメラに懸ける 日本テレビ。 後に ドキュメンタリーの名作を何百と手がけ大島 渚や新藤兼人など名だたる監督も恐れた…ＴＢＳのリードは明白。 ＮＨＫのような潤沢な機材予算もない中独自の演出を考え抜き重たいカメラを屋上に上げさせた。
ＮＨＫの中継の命運を託されたカメラマン…今でも思ってますよ はい。 ＴＢＳの先行逃げ切りなるか？ＮＨＫの戦略は 実を結ぶのか？日本テレビはアップをどうやって撮るのか？各局ともパレード生中継 特別番組を開始した。 もえたつような緑のマロニエの木の間越しに御馬車の列が見えてまいりました」。 白地に花模様の御馬車の…」。