親が早くに離婚してお母さんに引き取られたんですけどお母さんが育てるのがなかなか難しいということで16歳で、子どもを産んだので難しいと思うんですけれどそれで養護施設に預けられてその際に小学校3年生とか5年生くらいのときに2か月に一度ぐらい週末里親という制度がありましてそのときに里親さんのところに伺った経験そういうのがあったりしてそこでは一般家庭を体験させるじゃないですけれどきょうはそういった経験を踏まえたうえでお話ができたらと思います。
さまざまな困難を抱える子どもたちの支援研究をしている児童精神科医上鹿渡和宏さんです。 上鹿渡今回の場合は里親にされる前に施設にいたということでそういったことも影響していたかもしれません。 小林そういうプロセスを通じて信頼関係を築いていくというのが里親ということなんですね。 対象は原則18歳までの子どもで預かる期間なんですけど里親の意見などによって決まってくるんですが十数年という場合もあれば数日という短い場合もあります。
里親制度なんですが児童相談所が子どもを育てることを里親に委託します。 これを委託措置というんですけれどもそして実の親が子どもを戻してほしいと言ったりしたときには児童相談所が、この委託措置を解除することもできるんですね。 去年末、委託措置を解除されても今は里子を手放したくないと裁判所に訴えた里親がいるんです。 先月、5歳の里子の委託を解除されたため県と児童相談所に対して提訴しました。 小橋川さんたちと児童相談所は2年間話し合いを重ねてきましたが去年12月、児童相談所は委託措置の解除を通知しました。
引き渡しの当日児童相談所の職員が自宅まで迎えに来ました。 小林沖縄県にある担当の児童相談所に取材したところこうした回答が寄せられました。 里親制度に詳しい日本女子大学教授林浩康さんです。 今回のような対応では子どもが大きな喪失感や不安感を抱えてその後の新たな養育者との関係にも大きな困難をもたらすかと思います。