ピョンチャン大会では日本として冬のオリンピック史上最多の13個のメダルを獲得しましたが今、すでに8個ということで。 まずはスキージャンプの男子ノーマルヒルで今大会、日本選手初の金メダルを獲得しました小林陵侑選手です。 今大会、主将も務められている中いろいろな思いをもって日本選手を引っ張るようなメダルをしっかり獲得してもらってこの日本選手団のリーダーとして彼女の活躍がこのあとも続くと思うので楽しみですね。 伊藤ピョンチャンオリンピックから4年間銅メダルを獲得しました。
中川今大会もピョンチャンオリンピックと同じロコ・ソラーレが出場します。 まずはリードの吉田夕梨花選手そしてセカンドの鈴木夕湖選手サードで夕梨花選手のお姉さんの吉田知那美選手スキップの藤澤五月選手リザーブの石崎琴美選手となっています。
そして、もし負けたとしてもこのあとまだ戦いが残っていますので4位に上がることを考えればというのは世界選手権で前回優勝されているチームですので各エンド合計16投ずつした時点で相手の最も中心に近いストーンより内側にある味方のストーンの個数が得点になるということでこちらに具体的に写真を用意したんですが市川さん、これは何点になるか教えてください。 解説少しでも見えていたりとか押せそうだったら押して日本は2点最後取るという面もあるので非常に微妙なコントロールが確実に2点取れる方法ですね。 解説ナイスショットですね。
自分たちのショットをツー、スリーにしつつもしかしたらタイムアウトと勘違いされたのででも、とってなかった。 実況タイムアウトは60秒間1試合に1回しかとれません。 解説内側に当てて押した自分たちがナンバーワンの赤の芯につき、押した黄色はナンバースリーとして残す。 解説これも最初話し合ってたんですがもう、あと石半分内側にロールすれば黄、黄と並んでその延長線上に赤とくるので打ち出しづらかったところもあったんですが。
伊藤さんはモーグルがご専門ですが中川こちらに写真もありますね。 これは大会?練習?伊藤これは練習で杏菜ちゃんに言ったら体験会あるからおいでよといったらそれでやってみました。 ハウスまでの距離ということでご経験のある伊藤さんに質問です。 中川今回の会場は夏の北京オリンピックでは競泳の会場だったところですよね。 写真ですがかなり向こう側のハウスが遠いですよね、伊藤さん。 昨日の試合のハイライトでも氷の上をブラシで掃く市川さん、このスイープについて解説をお願いします。 伊藤結構大変だなと思いました。
中川選手たち結構、普通にやっていますが本当に大変なんだということを伊藤さんも…。 中川ウォーというのは?市川ウォーは掃かないでという意味ですね。 中川どんな場面で出てきますか?市川強くスイープしてしまうと距離が伸びてしまうのでごみを取り除くという意味でしっかり掃いておいてねという意味合いで使いますね。 中川ピョンチャンの様子でイチゴなどを選手たちが食べています。 今日の相手はソチオリンピックで金メダルを獲得したカナダ。
解説はピョンチャンオリンピック男子代表、両角友佑さんです。 カナダチームは2大会ぶりのオリンピック。 そしてピョンチャンオリンピック銅メダル日本代表ロコ・ソラーレ。 吉田知那美は3大会連続でのオリンピック。 実況4年前のピョンチャンオリンピックはカナダ代表は別のチームでしたですから、スキップのジェニファー・ジョーンズという選手が率いるんですがジョーンズにとっては2大会ぶり。 ただ、カナダというのはピョンチャンオリンピックで初めてメダルを逃したんですよね女子のチームが。
実況スキップの藤澤五月が円の白と青の境目の部分を指して2投目、吉田夕梨花が投げます。 解説今、カナダはナンバーツーの日本の石に真ん中のオリンピックマークがある中心部分に近いところに置きます。 解説なかなか出しにくい形になってしまったので解説今、狙い目のところ藤澤五月が目印を指しましたがもう少し曲がりそうだなということで少し広げて投げたようですね。 実況藤澤五月が指していたところを目標に、そこから曲がっていくんですね。
ガードなんですけどあまり距離が長くなってしまうと相手に今のナンバーワンですね緩いショットで押したりとかという選択肢を与えてしまうのであえてハウスの中に入れて直接狙いづらくしているというのが狙いなのですごくいい位置に置けてますね。 右側から曲げて、ハウスのオリンピックマークのある中心の部分に自分の石をかけるというショットです。
昨日はピョンチャンオリンピック金メダルチームスウェーデンとの対戦。 解説10エンドおよそ3時間ぐらいかかるのでその中でもアイスの状態は刻一刻と変化していくのでそれを読み続けて正確なショットを投げ続けるのがカーリングのおもしろい部分でもあります。 吉田夕梨花は初戦のスウェーデン戦はなんとショット成功率が98%という非常に高い数字。
カナダとしてはナンバースリーの石11時方向にある黄色がガードが僅かにずれたことで見えたのでその石からナンバーワンの石に向かって緩いテイクでダブルテイクアウトのようなイメージでナンバーワンの位置をずらしたというショットですね。 実況藤澤五月が狙いの位置を吉田知那美に指示しました。 実況吉田知那美のショットはどこを狙いますか。 カナダは今吉田知那美選手が投げた石をまたはじき出して。 実況吉田知那美がスイーパーの2人にナイス!と声をかけました。
解説ジェニファー・ジョーンズ選手は速いウエートでダブルテイクアウト今のようなランバックこういうショットを若いとき25歳くらいのときからずっと活躍してるんですけどすごく成功したタイプの選手でいまだに健在という感じですね。 実況カーリングにはフリーガードゾーンルールがありましてファイブロックルールともいうんですが両チーム合わせて5投目先攻チームのセカンドの1投目まではガードゾーンにある石はテイクアウト外に出してはいけません。
実況鈴木夕湖の2投目はどこにいきますか?藤澤五月のスイープの指示。 実況吉田知那美が置いた石です。 解説カナダとしてはくっつけにいくという選択肢も1つさらに前にくっつけるという選択肢もあるんですがそれですとナンバーワンが曲がりすぎてうまく取れないことがあるので今、センターガード12時方向にある4の石、この赤い石の裏にカムアラウンドをしてより強いナンバーワンを作りにいきます。 実況藤澤五月が憧れの存在としても名前を挙げていたのがジェニファー・ジョーンズでもあります。
実況今、両チームのショット成功率が出ましたが日本のほうが高い数字が出ていました。 実況チームとしても89%の3エンド終わってのショット成功率になっています。 ただ、前回のピョンチャンオリンピック初めてオリンピックでメダルを逃しました。 言ってましたが、ただナイスショット!という声をかけ合ってきました。 解説曲がりが大きかったのでスイープをしていたんですが石の回転数が少ないという話を試合の序盤からずっとしていたので。 実況さあ鈴木夕湖のショットの見せ場になります。 実況ここも速いウエートスピードのショット。
解説今ワン、ツー、スリーをとられているのでワン、スリーを持てるとかなり日本としてはいつ2点取られてもおかしくないというプレッシャーを与えられるのでこのタイミングでダブルテイクアウトして自分の投げた石はハウスの中に残しスリーをとっておきたいというのが狙いですね。 実況ここもダブルテイクアウトなるかというカナダのケイトリン・ローズ。 解説今日は比較的シンプルな形でショットが回ってくるのでそれもショット率が上がる要因だと思いますがただ本当にいい位置をずっと押さえて相手にプレッシャーをかけているので。
相手としてはもう2点取る目はないので今、藤澤選手のラストショットのナンバーワンの石をはじいて少なくできるというのは先攻チームのいい形ということですよね。 日本は1投目をハウスの中に入れて次の2投目は、どういう組み立てになってきますか?解説今、1投目が少しティーラインより後ろに下がったので狙いとしてはハウスの中でセンターライン上ですね。 解説今はあまり形がよくないのでセンターの石と先ほど、鈴木選手が投げてステイした石12時方向と1時方向の石をダブルテイクアウトするのが狙い。
ここのチャンスを逃さずにダブルテイクアウトでワン、ツーをとりにいきたいです。 解説ナンバースリーの黄色センターラインの左側にある黄色からナンバーワンの石を狙ってたんですが。 実況今度、日本の狙いはどうなりますか?解説今、ナンバーツーの石が赤なのでその石を出して、ナンバーワンツー、スリー、フォーをとりにいきます。 解説ナイスショットですね。
自分たちが年下の世代にカーリングのおもしろさを伝える責任があると藤澤五月はオリンピックに向けて話していました。 実況一方で日本はリードの吉田夕梨花から鈴木夕湖吉田知那美、藤澤五月まで4人が高いショット成功率がここまで数字として出ていますね。
実況前回のピョンチャンオリンピック男子日本代表両角友佑さんの解説でお伝えしています。 チームメートも吉田夕梨花のことを職人と呼んでいてそれだけ極めた高いショットの成功率を誇ります。 解説リードなのでショットが簡単だと思われるかもしれないんですけどその簡単なショットも要は難しい石を持たされてずっと投げているので8個の石が決まっている中で一番セットとして合わない石が回ってくるんですね。 実況一番難しいショットを要求されるスキップの選手が一番投げやすい石を使うわけですよね。
状況を大きく変えていくショットを放つ鈴木夕湖の解説この鈴木選手のランバックですね。 解説9月の日本代表決定戦でもそうだったんですがこのショットが2つ目のハウスの石にほとんど当たるんですね。 実況カナダとしてはコーナーガードを置いてその後ろに石も置いて狙いどおりの展開にしたんですがそれを鈴木夕湖のショットで崩していきました。 ダブルテイクアウトは難しい状態なので見事なショットを決めたあとも情報共有するんですね。
解説計算上でいくとこのあと2回、後攻がお互いあるということになるのでその辺り、基本的なことですがその基本を続けることがカーリングでは一番大事なので後攻で2点を取る形調子のいいフロントエンド2人でセットアップ。 解説日本としてはしっかりリードがある中での後攻なのでこのセンターガードが相手のチャンスになる可能性があるのでウイッグというショットでセンターの位置から相手のガードをずらします。 実況このウイッグショットを得意としていて夕梨花ショット、夕梨花タイムと表現されることもあります。
実況そしてサードの吉田知那美のショット成功率が今の日本の展開に直結してますね。 解説日本としては先ほどよりも、場所としてはそんなに悪くない位置なのでドローでナンバーワンをとりにいくかそれともガードを払ってシンプルにするかという選択だと思うんですが。
解説掃きすぎると外に寄ってしまうのでそれを押さえるために初めは待ってもらい投げとしては、ほぼ完璧で僅かに掃くのが足りなかったショットで、押している中で2点を与えてしまったという精神的なダメージの部分まで考えると、2点以上の価値のある2点になったんじゃないかなと。 実況3点以上取るエンドをビッグエンドと表現しますがビッグエンドになるには相手のミスがあったりとかなかなか解説これも6エンドのときと同様コーナーガードは置かれますがハウスの中に2つ置いてきますね。
実況フリーズショット。 実況ジョーンズとソチオリンピックからともに戦ってきている金メダルメンバーのケイトリン・ローズ。 ただ黄色、触っている石から左のほうにダブルテイクアウトのようなショットを狙うことで赤のダブルテイクアウトも狙える形になっているのでカナダの狙いとしては今の石よりもここでタイムアウトです。 実況それを出して自分たちの黄色を中心部分に残したいと。 実況この試合一度しか使えないタイムアウトをこの時間、このショットに使ってきました。 実況日本は次ダブルテイクアウトですか。
トリプルテイクアウトができる配置ではないのでこのショットで十分ですね。 ナイスショットでした。 ダブルテイクアウトで1点取るショットを狙ってます。 実況置きにいくドローショットではなく黄色2つをはじき出すんですね。 解説日本が本当に、うまく相手がやりづらい難しいショットを投げさせる形を何度も作ることによってプレッシャーがかかってミスを誘っているという場面が多く見られるので終始、今は日本のペースで進んでいるのかなと見えますね。
実況この試合の中でもダブルテイクアウトで状況を大きく変えてきた鈴木夕湖。 解説前の石からダブルテイクアウトですね。 もう少しカナダは距離を離したかったんですが少し2つの石が近いのでダブルテイクアウトを狙っています。 ただ少し近づいたので前の石から先ほどと同じような動きですねダブルテイクアウトを狙います。 日本はそうするとダブルテイクアウト狙いにいくかもしくはドローを投げるしかないので。 実況今度は後攻の日本にプレッシャーがかかるショットになりそうですか。
ダブルテイクアウト!見事、狙いどおり!残り1エンドというところで3点リード。 相手のカナダは出場国中最多男女合わせて通算11個のオリンピックでのメダル。 実況カナダは反対側のコーナーにもガードストーン置いていきました。 シンキングタイム38秒ある中で日本は残り5分台カナダは6分台残っています。 前からダブルテイクアウトですね。 実況さあ、この試合終盤10エンド目で鈴木夕湖のテイクアウトショット。 実況残り5投という中で3点以上は取らなくてはいけないカナダ。
ダブルテイクアウトもないですね。 ダブルテイクアウトを狙うと黄色が出てしまうので。 ダブルテイクアウト!実況これでカナダは厳しい状況に追い込まれました。 解説カナダとしてはなかなか思いどおりにできないエンドが続いていたんですが、その中で解説たまに出るミスも本当に最小限のミスにとどめなおかついいところで必要なショットをしっかり決める。
1投1投で流れが変わって最後までミスを誘い込むプレッシャーを与える試合だったのでこんなにいい戦いを見せてもらって感動しました!中川試合のハイライトをここでご覧いただきましょう。 ダブルテイクアウト!この瞬間両チーム残り1投ずつですがカナダが、日本の勝利を認めるコンシード!日本代表ロコ・ソラーレこの北京オリンピックでの初めての勝利を挙げました。