という事で 今週から4週にわたって ご紹介するのはロシアの文豪 トルストイの「戦争と平和」でございます。 ナポレオンが外国で名声を高めたのはフランス革命の余波でもあるわけですね。 そんな「戦争と平和」の世界なんですけれども川端先生 559人もいる登場人物の中からですねちょっと私たちにも分かりやすいように主要人物を絞って頂きたいと思うんですけれども。
そういう大変な時に若い世代の人たちがものすごく 時代が激動してる中に若者も翻弄されていく?第1回は 「人生に迷う若者たち」というテーマで「国民がナポレオンに権力を渡したのはただ ブルボン王家から解放してもらうためだったんです」。 これが ものすごく二枚目で知的で 目ざといだけだったらさあ そんなピエールと 親友アンドレイが憧れているのがフランスの皇帝 ナポレオンでございます。
頭脳明晰で 勇敢な軍人である自分を ナポレオンに重ねています。 トルストイは 実は自分がこうであってほしい若者というイメージで アンドレイを書いてる事は間違いなくて。 そんなアンドレイの 最初の試練はヒーローになるために赴いた戦場で与えられます。 英雄になりたいという野心にとらわれていた アンドレイは身重の妻を残し 出征します。 失いかける意識の中で見上げた青空からアンドレイは人生の 大きな啓示を受けます。 アンドレイは この空に比べれば崇拝していた英雄もちっぽけな存在だと思ったのです。