私たち 現生人類の故郷は東アフリカを南北に走る大地溝帯だと言われています。 この現生人類の骨は 東アフリカがその名が示すとおり現生人類よりも類人猿に近い存在でした。 私たち現生人類は 「ホモ・サピエンス」と呼ばれる 最も新しい種なのです。 現生人類が他の動物と違っている点は近年 大昔の現生人類がどのような人たちだったかを示す重要な発見がありました。 この洞窟で発見された遺物によって16万5,000年前の人々に現生人類ならではの特徴が既に あった事が明らかになりました。
洞窟に住んでいた人々が 記号やシンボルによるコミュニケーション能力を持ち言葉を使っていた可能性があります。 彼らの言語と 3,000km離れたタンザニアに住む人々の言語が舌を鳴らす言葉が存在したからだという説もあります。 このような身体的能力言葉に代表される意思伝達能力発達した技術などによって人類は ここまで繁栄できたのだと考えられています。 家系図を木に見立てると根元の部分が ホモ・サピエンスが最初に現れた アフリカです。
世界各地の人々のDNAを調べた結果人類が アフリカから 他の地域に出ていったルートは恐らく たった一つだった事が分かりました。 DNAの調査結果は アフリカ以外の地域に住む 全ての人々はアフリカ大陸を離れた ある一つのグループの子孫だという事を示していました。 人類の アフリカ脱出についての重要な手がかりが砂漠の向こう側にある イスラエルで発見されました。 調査隊は 南アフリカのピナクルポイントで発見されたものとギャロッドたちは 人骨を岩石の中から丁寧に掘り出すと一体は イノシシの顎の骨を抱いていました。