この時 幕府全権として交渉のテーブルに着いたのが今日の主人公…幕府の外交を担っていました。 幕末の外交官 岩瀬忠震をどう読み解く。 我々みたいに…と思ってですね今回 この 岩瀬忠震について突っぱねちゃえばいいとならなかったんですか?当時の日本を あるいはアジアを囲む国際環境というのはものすごく危険な状態だったわけですよね。 そういう国際環境の中で非常にヨーロッパ ロシアはですね日本の植民地化は うまく逃れるという仕組みになってきますよね。
というのは 私 若い頃ですねアメリカの さけ・ます交渉の代表団と会いました時にね向こうは 全部アメリカ史から ヨーロッパ史それと 太平洋史を語れるんですよね。 条約交渉の合間には扇子に さらりと絵を描いて相手を喜ばせたといいます。 ですからね そういうセンスがある日本人だというので彼はこの人間ならば恐らく 交渉がうまくいけるんじゃないかという信頼を持ちますよね。 ハリスが 京都 大坂の町を開いて外国人が商売する事を決死の交渉が始まります。 岩瀬は まず外国人には 決して明かさない国内事情を打ち明けました。