この歌舞伎座では4月からの1年間柿葺落公演と銘打って待ちに待ったファンの皆さんの期待に応えるべく歌舞伎の公演が盛大に行われます。 そこで 今日は四月の柿葺落大歌舞伎の舞台を全てご覧頂こうと思っておりますが実は 番組の時間の関係で全7演目のハイライトを 編集してご覧頂こうと思っております。 面白そうな 口合に 心に二つは ないわいな 命や 捨て貝 憎やからすが 啼くわいな 御神木の 〆なわ 何とのろいじゃ あろまいか お江戸の 恵みぞ続きまして「熊谷陣屋」を ご覧頂きます。
無料で一般公開されていますのでちょうど 歌舞伎座の近くまで来たという方も気軽に立ち寄る事のできるスペースになっています。 そこには 歌舞伎の舞台で使用される衣装ですとか小道具が展示されている歌舞伎座ギャラリーがあります。 何とも言いようのないといって わざわざ歌舞伎座は こうなんだという定義づけも要らないようなスッと入っていける小屋。 その辺を 一番気を付けてねやはり 若造に見えるように生意気盛りの こんなチンピラがうちに来られたら困るなというようなチンピラを演じていきたいと思ってるんですよね。
あのここな いつわり者めが!なんと!斯く申す 某は二階堂信濃守が用人役 玉島逸当と申すもの早瀬主水と名乗るもの我が屋敷に覚えない。 浜の真砂と五右衛門が百味で散らす 蒔銭を当に小皿の一文子とおとお 島を追い出されそれから 若衆の美人局ここやかしこの寺島で小耳に聞いた じいさんの音羽屋!おれが事だ!夜明けぬうちに飛石の洲崎をはなれ 舟に乗り。
この新しく開場した歌舞伎座ですが明治22年に建てられた初代歌舞伎座から数えて5代目にあたるんですね。 と申しますのは歌右衛門家と歌舞伎座はご縁が昔から深くて 祖父にあたる五代目歌右衛門もやはり 歌舞伎座の座頭でしたし父 六代目歌右衛門も晩年はその位置になった人ですので常々 言っておりましたのは「歌舞伎座の大きな舞台に立てるような品格を持った役者になりなさい」というのが 父の教えでした。
さん候数度の戦い諸葛孔明と呼ばれたる佐々木四郎左衛門高綱を榛谷十郎が打取って候 なお追々の御注進 はや おさらば。 後より 父の死顔拝まんと窺う 小四郎 氷の刃 雪の肌腹に ぐっと突立つる 疵口拭い 耳際まで とっくと改め 故実を守り 謹んで両手に捧げ底深き北条殿 一応の身替りは中々喰わぬ大将誠しやかな愁嘆の有様にかほどまでに思い込んだる小四郎に何んと 犬死にさせらりょう。