NHK俳句 題「籠枕」

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物忘れをしながら許したり 許されたりした私も これ 読みました時に非常に衝撃的で現場の方ならではだなと思って読みましたんですけれどねこの中の句に いろいろ みんなに愛唱された句があるけれどこの さっぱりした句の中に出ていると思ったんですがいかがでしょうね?釜石だけでも 数百人の方がお亡くなりになったんですね。 籠枕から地動説までこの短い俳句の中で言うという。 小さい籠枕から大きい地動説までとてもよく出来ていると思いましたね。 だから 本当に これを抱えて海女小屋にありましたね。

山梨県甲府盆地の南東にある当時 五成村で明治18年 蛇笏は地主の長男として生まれました。 俳句好きの父 宇作のもとに育ち蛇笏は 13歳の時俳句の優劣を競う 句相撲で初めて 勝ちをもらいました。 何が いらないかというと「父母 越え来し昭和」で十分分かるから私は「八十路」がいらないように思います。 そうしますと「父母」を 「父母の 越え来し昭和籠枕」にすると流れもよくなるし それで 十分父母の年齢といいましょうかお父様 お母様の過ごしてきた昭和を来たという事分かるんですよ それで。

今日は 照井さんの震災句集「龍宮」についてあれ 本当に 今回再版されるまでに皆さんに読まれた句集なんですけれども。 私は 避難所を出て3日目に津波泥一面の釜石市に入りました。 そういう極限状態の中で激しく 気持ちが精神世界が動かされてその中で 自分の生と死というのを随分見つめた中ででも俳句の虚というもののおかげでようやく 自分を取り戻す事ができたんですね。 俳句を通してまさに 鎮魂といいますか亡くなられた方に 手を合わせて祈るような気持ちを込めた句を今回は 作りました。