日曜美術館「版画家 彫刻家 浜田知明 95歳のメッセージ」

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1955年から 70年まで日本の前衛アーティストの作品およそ300点が並ぶ会場に浜田知明の版画作品 11点も展示され大きな反響を呼びました。 2007年にはフィレンツェのウフィツイ美術館で個展が開かれるなど高い評価を受けてきた 浜田知明。 その時の体験が後に 「初年兵哀歌」シリーズを生む事になります。 今回は 浜田さんの ご希望で東京美術学校の後輩で銅版画家の 中林忠良さんに熊本にある 浜田さんのアトリエを訪ねて頂きました。 「初年兵哀歌」に代表される浜田さんの作品が 生まれてから60年 たつわけですね。

「初年兵哀歌」の原点となった芋虫は 浜田の姿と重なります。 それで 一番 弱い存在でだから 人間という感じより私は 殴られても 蹴られても相当 やられたんですけども「初年兵哀歌」シリーズの中でも最も有名な作品の一つ 「」。 懐かしい路面電車が行き交う町熊本が 浜田知明のふるさとです。 館内には浜田作品を常設展示する代表作「初年兵哀歌」シリーズをはじめ所蔵する作品は 345点。 小さい頃から 絵の上手だった浜田少年は卒業して すぐ兵役に 駆り出されてしまう。 浜田が銅版の作品を制作する様子。

作品の背後に 作家の厳しい文明批評の眼と奇智と政財界の大物たちが次々と逮捕された戦後最大の汚職事件です。 こちらの彫刻も浜田知明の「アレレ…」。 この時彫刻家 浜田知明が誕生しました。 先生 この「二人」というタイトルがついている彫刻について…。 それで 僕は すごく この作品は感動深い彫刻に見えるんです。 自分の一生の中でやはり 戦地というのは一番過酷な体験でしたしやはり あまり現代の造形とかそういう事を考えないで浜田が 近年 少しずつ制作し冷蔵庫に保管されてきた蝋の作品があります。