日曜美術館「原田マハが挑む 貴婦人と一角獣」

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♪~詩人リルケを虜にした フランスの至宝「貴婦人と一角獣」が日本に やって来ました。 原田マハさんの目を通しヨーロッパ中世美術の最高傑作「貴婦人と一角獣」の謎に迫ります。 確かに 貴婦人が一角獣の角に触れています。 こうして 貴婦人の しぐさで五感を表しているのです。 人間が世界を知るための感覚を描いた 「貴婦人と一角獣」。 原田さん まずお伺いしたいんですけどもこの「貴婦人と一角獣」 これを小説に書こうと思ったのはしばらく パリに滞在していたんですけれどその時から もう この作品の事を知ってたんですね。

その事によって このタピスリーの魅力の一つだと思うんですが現実からの距離感というか遠い世界の出来事というか夢の中の出来事のような そういう雰囲気が出てきていると思います。 ここに 「貴婦人と一角獣」の下絵を描いた画家の作品があるといいます。 全面に巡らされた ステンドグラスは建設当時のものでこの下絵を描いたのが「貴婦人と一角獣」と同じ画家だといいます。 中世から ルネサンスへの過渡期らしいリアルな人物表現。 姿勢は 「貴婦人と一角獣」の侍女と同じポーズです。

「貴婦人と一角獣」は神秘的なものを求めるロマン主義の中で見いだされ知られるようになりました。 ショパンをはじめ多くの男性と恋愛を重ねたジョルジュ・サンドが どういう場所でどんなふうに 「貴婦人と一角獣」と向き合ったのかという場面を是非 確認してみたいという思いに駆られて人口は 1,400人ほど。

まるで 「貴婦人と一角獣」と一緒に寝起きしていたほどの近さでした。 小説「ジャンヌ」の人気に乗って「貴婦人と一角獣」は広く知られるようになったのです。 「貴婦人と一角獣」を城と共に手放しました。 暗いダイニングがあったんですけどそのダイニングで当時の城主だったポーリーヌと サンドが「あのタペストリーを 実は売ろうと思ってるんだ」というふうにポーリーヌが サンドに ささやいたかもしれないという場面が城と共に ブサック市に売却された「貴婦人と一角獣」。