地球ドラマチック「生きものはなぜ姿を変えるのか~“変態”の不思議〜」

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人間の想像力をかきたてる変態の仕組みには今から およそ2,000年前ローマの詩人 オウィディウスは 神話を元に壮大な詩を作りました。 チョウの変態では 卵から生まれた幼虫は やがてサナギになり最終的に チョウに姿を変えます。 幼虫の状態を終わらせる作業とサナギという新しい生物を形づくる作業が毛虫の体内で 同時に起きているという事ですか?きっかけは 何なのでしょうか。 ホルモンが分泌されている間は幼虫は 幼虫のままでいますが分泌されなくなると変態が始まるんです。

オタマジャクシのような ホヤの幼生は自分の尻尾を吸収して 姿を変え生き物たちは 変態する事で姿だけでなく 生き方も変え自分が 自分であるという認識アイデンティティーは外見と 強く結び付いています。 行動生態学者の パトリック・ウォルシュはカエルの変態を研究しています。 そうでしょう?オタマジャクシの変態は身近な池で見る事ができます。 オタマジャクシを捕まえた事がある人なら同じ池に 足が出ていたり出ていなかったりするさまざまな段階の オタマジャクシがいる事に気付くでしょう。

ところが同じ池で ひと冬まるまるオタマジャクシで過ごしオタマジャクシは 主に植物を食べますがカエルは肉食です。 私は オタマジャクシは 危険を察知し発育の速度を速めると考えています。 オタマジャクシが察知するのは 仲間の信号だけではないといいます。 水かさが急激に減ってくるとオタマジャクシは発育のスピードを上げます。 逆の状況では どうなるんですか?水も餌も 豊富にあればオタマジャクシのままとどまるんですか?そうです。 一方 黒いバッタはおびただしい群れをなして飛び習性が変化するのは僅か 13種ほどです。