サイエンスZERO「宇宙裁判!西暦775年 謎の大事件」

戻る
【スポンサーリンク】

♪~樹齢1,900年の…もし 今 同じ事が起きたら地球規模で 大停電が起き交通網や通信システムが大混乱に陥るほどの大事件!今日は 宇宙線増加の謎について検察官として 竹内 薫さん。 宇宙線が 大気中の酸素や窒素とぶつかって出来る放射性物質ですこの炭素14は 光合成によって屋久杉の中に取り込まれ年輪に蓄積されます。 つまり ある時期の年輪に炭素14が多く含まれていればその時期は 宇宙線の量が多かったという証拠なんです。

これは1054年 超新星爆発で出来たかに星雲なんですね。 通常 超新星爆発が起きたあとっていうのはこの ちりやガスで出来た超新星残骸と呼ばれる爆発の痕跡が残るんですよ。 ですので 今回の犯人として超新星爆発というのはちょっと ないんじゃないかなと思いますね。 超新星爆発が起きたあとは必ず 痕跡が残るんですか?そうなんですね。 これほど明るく見える超新星爆発が あったとすれば相当 地球に近いはずなんですね。

宇宙線となって 極地の側から大気圏内に降り注ぎます。 その結果大量の宇宙線が降り注ぎドイツのような緯度の低い場所にまでオーロラが広がったというのです。 先ほどの超新星爆発説の根拠になったイギリスの「アングロサクソン年代記」。 ちなみにこれまで起きた太陽フレアで最も大きいのってどのぐらいなんですか?この時 放出された宇宙線の影響で当時 普及し始めたばかりの電報を送るテレグラフという装置に非常に強い電流が流れてしまってそれで 火災が発生したという記録が残ってるんですね。