サイエンスZERO「シリーズ“がん幹細胞”(2)がん幹細胞 最新攻略法」

戻る
【スポンサーリンク】

最大の特徴はしぶとく生き延びる…鍵を握っていたのは がん幹細胞がたくさん持っている…弱点さえ分かればがん幹細胞の根絶だって夢じゃない!人類の英知をかけたがんとの最終決戦いよいよ幕開けです!そうですよね。 だけど CD44っていうやつは結構 多いですよね…?これは がん幹細胞マーカーの代表的なものの一つですね。 ここで がん幹細胞の目印であるCD44を赤く光らせてみましょう。 この胃がんのがん幹細胞もCD44という目印を持っています。

不思議!実は このCD44というがん幹細胞が持つたんぱく質には実は こんな形で細胞膜の表面に突き出ています。 つまり がん幹細胞のCD44はポンプを安定させる事でああこういう仕組みだったんですね。 この時 肺を見てみると長いCD44が多い方はがんが 肺に転移して慶應義塾大学医学部教授で長年 幹細胞を研究をしていらっしゃる 須田年生さんです。 その時に グルタチオンが高いので活性酸素に負けないでがん幹細胞は生き残ってしまうんですね。

実は こうした既存の薬でがん幹細胞をやっつけられるって患者さんにとってはすごい朗報なんです!今年4月 スルファサラジンを実際に 胃がんの患者に投与し安全性を確かめる臨床試験が始まりました。 がん幹細胞を破壊してくれるはず!でも その時 正常な細胞にまで感染しちゃったら 大変じゃない!ちょっと 藤堂さん そこんとこ一体 どうするつもりなの~?そんな事できるの?そのために 藤堂さん遺伝子を つくり替えてウイルスが持つ3つのたんぱく質を奪い取っちゃったんです。