日曜美術館「“手”は無限なり~第60回 日本伝統工芸展〜」

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庭先に咲く半夏生から デザインの発想を得たという 近藤好江。 最も栄えある総裁賞を受賞した中嶋武仁の「栃造器」。 総裁賞を受賞された作家の方がこの山中に いらっしゃいます。 今回の作品が生まれるまで中嶋さんは海外にまで足を運びのびのびと表現している作家たちと交流。

藪内江美は 夜が明けるにつれ刻々と変わってゆく空の様子と藪内江美さんは 23歳の時からここで漆の技を学んできました。 身近なモチーフを通していにしえの時代に思いをはせながら夜明けにかすむふるさとの風景に時空を超えた 幻想的なイメージを重ねたいと考えた藪内さん。 村上浩堂は毎日 通勤がてら目にする木立の風景から発想を膨らませ芽吹きの気配を金属で表しました。 今回 初出品で新人賞を受賞した31歳の本田青海。 高齢化が進み 技の継承が危ぶまれる中 受賞を果たした佐渡出身の本田青海さん。

本田さんは 毎日竹工芸の工房に通いお土産品などの制作を手伝いながら 技を学んでいます。 自分の手の可能性を竹工芸の道に懸けた本田さん。 今まで パソコンばっかりやってきてそれしか できないと思ってたんですけどこれ やり始めて一生懸命 毎日やってたら手をよく使うので だんだん その仕事の手になってきたというか。 中村清吾は 二つの鉢が一つに重なって見えるユニークな形を生み出しました。 中村清吾さんは有田焼の窯元の三代目。