ETV特集「“復興”はしたけれど~神戸 新長田再開発・19年目の現実〜」

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♪~神戸市西部の新長田地区です。 焼け出された商店主たちは町の復興を再開発事業に託した。 再開発で増えた店舗スペースが大量に売れ残ったのである。 神戸市の言葉を信じて再開発に参加したのに将来に 希望が持てない。 新長田駅南地区 再開発事業。 再開発にあたって 神戸市が目玉としたのは 3層プロムナード。 再開発は ビル化によって生まれたスペースを売却し事業費を回収する仕組みである。 結局 店舗スペースのおよそ半分が売れ残り今も 事業主体の神戸市が所有したままになっている。

高度経済成長に沸いた 1960年代神戸市は 既に 新長田を反発の声が巻き起こった。 私は 非常に 印象に残ってるのはその意見陳述する直前に都市計画のある担当者が「もう 私たちに任せて下さい。 神戸市が 新長田で展開したのは第二種再開発事業。 神戸市住宅審議会の委員を務めるなど震災前は 神戸市の政策立案に深く関わってきました。 そんな時に それを 第一義的にどうするかって事を考えないで神戸市の都市計画局は 震災の翌日から 調査に出てるんですよ。

そういう事も 十分 成り立ちうると思うんですけれども阪神・淡路大震災の場合は非常に広大な面積が 破壊されて焼失したわけですからその業界というか専門領域の人たちの考え方私も属していたんですが それはやっぱり たまらなく嫌でしたね。 「5年以内に 必ず 商店街を建て直してみせます」ってその後 再開発事業で造られた分譲マンションが完売。 聞くでしょう?大正筋の商店主たちが再開発事業に疑問を抱くようになったのは ここ数年の事である。

ここら辺も 領収書は 全部新長田まちづくり株式会社。 新長田まちづくり会社が22万500円を新長田まちづくり会社に払いましたという事ですか?取引先名は 新長田まちづくり株式会社になってますね。 仮に 領収書が 新長田まちづくり株式会社であったとしても実は 本当の領収書というか購入先の領収書ですよねそちらの方を見せて頂ければきちっと そういうふうに購入して頂いていると理解できますが見せられないという事はどういう事なのかという事をまちづくり会社の方に聞きますと答えは 「原価は見せられない」って言うんですよね。

これまで 一貫して管理会社の変更を拒んできた神戸市都市計画総局が初めて 商店主たちとの話し合いに応じたのである。 それで まっとうな会社と言えるんですか?社長とも いろいろお話をさせて頂いたんですが皆さんが 感じられてるとおり新任の課長が言ってもなかなか 言う事を聞かない部分があるんですがそれにしても なかなか神戸市が言ってんのに何で ここまで 言う事を聞いてくれないのかというのが率直な感想でした。

神戸市は商店主の多くが区分所有者総会のボイコットを続けている事を異常な事態だと捉えていた。 今までは 管理規約の中で「管理者を 新長田まちづくり会社とする」みたいなそういう 一方的なもの…まあ 現在も そうなんやけれどでも やっぱり そうじゃなくて考え方としては区分所有者ありき。 だから 我々ありきっていう事で我々が そういう管理者であるとか管理会社であるとかを9月署名簿を携えて 大正筋を歩き回る商店主たちの姿があった。 管理会社の交代を求めてきた商店主たちにとって神戸市の方針転換は大きな前進だった。