日曜美術館「孤高の画家 夢を紡いで ギュスターヴ・モロー」

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この番組のまとめ

♪~権威あるフランス画壇で成功を収めながらある時から 作品を一切発表せずアトリエに籠もって制作を続けました。 サン・ジョルジュ広場の界隈は 19世紀ドラクロワやショパン ジョルジュ・サンドなど収蔵品は 習作から完成作までおよそ1万5,000点。 美術館には ルネサンスや古代の芸術を夢中で模写した絵が帰国後 4年越しで仕上げた「オイディプスとスフィンクス」。

隠岐さんは この妖艶な女性像が雑誌の挿絵から生み出されたと考えています。 考古学的発掘も それからこういう探検的なものも彼の美学に ピンとくるものは全部 取り込む。 これは ギリシャ神話の英雄ヘラクレスがヒュドラと戦っている様を。 緻密に何かを研究するというのはこれ 画家として 世界を記述する事だと思うんですよ。

モローの色彩論を熱心に聴く学生の中に マティスがいました。 マティスは 若い画家たちを熱狂させていた印象派とも交流を持ち 印象派嫌いのモローと度々 衝突します。 マティスは不満げでした。 ある日 モローが 「君は一体何を求めているのかい?」と問いかけるとマティスは こう答えました。 マティスがこのころ描いた作品。 マティスは その後 色と形を究極まで単純化した表現で20世紀の絵画に革命をもたらしました。 左側が モローの作品そして右手が 愛弟子ルオーが60年後ぐらいに描いた作品です。