日本の話芸 落語「百川」

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この番組のまとめ

「江戸の名物武士 鰹 大名小路 広小路茶店 紫 火消し 錦絵火事と喧嘩に 中っ腹伊勢屋 稲荷に 犬の糞」なんて事を申しますがこれに関わっているいわゆる 江戸っ子まぁ まず 性格と致しましては大変に 威勢がいい。 この江戸っ子 他にいろいろな 見栄を張る事を持っておりましてまず 身なりに見栄を張ったんですな。 ささくれた下駄なんざ履いたら まぁ それこそ「江戸っ子の面汚しだ」なんて事を言われた。 もう 「その日 稼いだものはその日のうちに使わなきゃいけない宵越しの銭は持たない」というのが 江戸っ子の心意気。

これが 東西南北 それぞれに動物が描いてございましてねこういった旗をお祭りになりますと山車とか 御神輿の先頭にあってね日本橋浮世小路にございます「百川」という会席料理屋。 明治の初めまで 営業してたようでございますけどこの料理屋さんで 本当にあったという話を 落語にしたそれだけのもんらしいんでございますがね。

「ヒャ〜私ら ここの主人家の抱え人でごぜえやすが主人家 申されやすにはご一統様 ご用 あるでどけ ばか野郎。

「初めに 金団 掴むからボタボタ 垂れてるじゃねえかばか野郎 全く こいつは。 「あんちゅう物? エヘヘヘいえ 慈姑の金団でございます」。 「へえ~ これが?慈姑の金団きゃ~?エヘヘ 野郎 化けやがったな」。 あの人を お前どなたと心得てんだ? ええ?あの人はな四神剣の掛け合い人だよ」。 「あれが?四神剣の掛け合い人?」。 私は 四神剣の掛け合い人でございますって言ったじゃねえか。

「えっ? あなたさん あの~隣町から おいでになった四神剣の掛け合い人でいらっしゃいましょう?」。 「お~ 鴨池玄林 うん有名な 外科の お医者さんだ」。 手遅れになるといけないのでな手遅れになるといけないので焼酎を1升 それから「ええ? 何だい?お見舞いってぇのは。 「そりゃ まぁ この椋鳥がよ『ちょっくら ごめんくらっせえ』か何かで言ったんだよ ええ?あの 粋な師匠だよ 『ハア~ ハア〜お見舞い申すよ』か何か言ったんだよ」。