使用済み燃料というのは事故を起こした4基 全てに残されているんですけども政府と東電はそのうち 4号機から最優先で取り出す事を決めたんですね。 そこで4号機では使用済み燃料取り出しに向けたカバーの建設が進められてきました。 カバーの内部には核燃料を取り出すためのプールの中で使用済み燃料をキャスクという容器に詰めます。
ここは 原子炉検査の訓練を行っている深さ26mの巨大プール。 台車の上で がれき撤去を行うのはアンダー・ウォーター・テクニシャン と呼ばれる治具は チェーンを使って水の中へ。 こんな こまやかな水中作業を5人が 息を合わせて行うのです。 作業用カメラでつかむ場所を確認しながら治具の向きを調整します。 やっぱ そういう時は…原子力発電所は 年に1回原子炉を止めて定期検査があります。
こういう廃炉作業例えば ロボットであるとか先端的な技術開発に どうしても注目が集まってしまうけれど実績のある方法を使っていくというのが非常に重要だと思いますね。 出発前には ミーティングを行い作業内容を綿密に確認します。 こうやって順調にがれきの撤去作業が進むと次は いよいよ 使用済み燃料の取り出しですね。 まず燃料取扱機というクレーンで使用済み燃料をキャスクと呼ばれる容器に詰めます。 そして 天井クレーンと呼ばれる大型クレーンで燃料プールから キャスクをつり上げ建屋の外に運び出すという計画です。