この四角い本なんですけどね「ヒップホップの詩人たち」と題されておりますがどういう ねらいのご本でございましょう?これは もともと 純文芸誌に連載してたものなんですが純文学しか読まない人たちに今 若い人たちがどういう音楽を聴いてその音楽の中には いかに現代詩に勝るとも劣らないような表現が入っているのかという事を音楽好きではなくて 文学好きの人に知ってほしいという事でずっと作ってたものですね。 ヒップホップ ラップとかああいうジャンルの音楽ですよね。
さあ それでは 選者のお話斉藤さんの「初心者になるための短歌入門」ですが絶対にその世界の方が 言葉よりもバリエーションが多いんですよね。
歌わざるをえない歌しか 興味がないという事がありまして要するに 何か自分の気持ちをそのまま歌ってくれる歌なり今の 永井さんのお話で何も言わない空白を生かすのが短歌だとおっしゃってそのとおりだと思いますけれどもヒップホップは 逆に言葉を どんどん連ねていく事で積み上げて 核心に迫っていくみたいな事が すごくありましてそういうものっていうのが僕には 新しい表現としてすごく興味があるという事ですね。