ETV特集「寺山修司という宇宙 園子温×穂村弘」

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この番組のまとめ

47歳で病に倒れるまで俳句 短歌 シナリオ 詩 エッセー競馬評論 映画 演劇など本人いわく…その尽きせぬ想像力は一体 何に由来したのか。 寺山修司を巡る謎を解く旅に…。 映画界の鬼才 園を 「第二の寺山修司」と呼ぶ声もあるほどだ。 同い年の二人が 初めて出会い寺山修司を語り尽くす。 寺山修司の「家出のすすめ」があったからこそでそういう意味では結構 人生の分岐点で寺山修司の言葉が僕の人生を動かしていろいろ変えさせられたと。

そう語る穂村が寺山の想像力の秘密を探る。 一方 穂村がひかれると言う寺山の若い頃の短歌はなぜ寺山は 日常を軽々と飛び越える事ができたのか。 寺山は なぜ独特の個性を示しえたのか?生前の寺山を よく知る先輩歌人にぶつける事にした。 寺山の死後に出版された未発表歌集の監修を務めている。 家族という 最も身近なモチーフをも虚構に仕立てる寺山は元は 中村草田男の俳句だった。 寺山修司にとっての父の不在とか父が ひとさし指の怪人のようだというような感覚がね。

僕らの映画の現場にはねそういう映画少年というか16ミリの映写機… カメラを担いだ映画少年たちがね地元 青森出身の佐々木さんは投稿した詩を寺山に褒められた縁で 天井桟敷に参加。 今や 寺山修司は観光資源にもなっていた。 あっ「寺山修司が愛した スペシャルメニュー」。 寺山が海外に滞在中 好んで食べたという パスタの麺を使ったラーメン。 見つけたのは「寺山修司ゆかりの地」の看板。

寺山は 9歳の時駅前で食堂を営む 孝四郎さんの家に引っ越してきた転校生だった。 母親がですね 当時 米軍基地で働くようになりまして愛人になりましてそれが 彼が非常に嫌うんです。 園を驚かせたのは母親が米軍基地で買ってくれたであろうハイカラなコートを着て ほほ笑む寺山の明るい表情だった。 そんなのひと言も言わないしテラシューのうち 映画館でタダで映画 見れるっていうんでみんな 「テラシュー テラシュー」ってくっついてって 映画見たの。 孤独と失意の中にあった三沢の少年時代と青春を謳歌した青森市の高校時代。

だから 寺山のやり方は歌謡曲とか演歌とかなるほど なるほど。 更に 穂村は神の視点を得た寺山のむしろ激しいまでの純朴さに気付くに至る。 短歌の場合は形が フォーマットが同じだからそのサンプルがいくつも いくつも あるからそれを いくつも いくつも見ていると寺山が かなり同じ事をやっているという感じはしますよね。 寺山修司の宇宙。