「NHK俳句」 第1週の選者は宇多喜代子さんです。 なかなか 平明に社会問題だとか今 市井の人が抱えている事自分に迫ってくるものを全部やるっていう。 中東の方でずっと 空爆が続いていまして日夜 そのニュース映像を見続けて忿懣やるかたないようなちょっと 煩悶を抱えながら正月を迎えてしまったというそういう状態の句ですね。 生活の中に そういうストレスが人類規模の問題がストレスとして入り込んできてそれで 人類というそういう抽象的な大きい言葉も日常生活の範囲と つながるようにならす形で 雑煮と並んでいる。
これはね この「発禁本」が問題だろうけれども人の前で読めないような本を炭小屋に籠もって誰かが読んでたの。 そこに 作者が行き当たったんだろうけどその発禁本は 私は きっとちょっと怪しげなちょっと エッチな本かなと思うけれどもいろいろ ありますよね思想的な本かもしれない。 あなただったら どう思う?イタリアの革命党派で 炭焼き党…向こうの言葉で何て言うか忘れましたけどそういう党派もありましたからそっち関係の連想も ちょっと働く事は働くんですけど。
ご紹介しました入選句とそのほかの佳作の作品はこちらのNHKの俳句テキストに掲載されます。 そうしますと 「爆ぜる炭手早く移す 火消壺」となります。 そうすると 「火消壺」があるからもう「炭」って言わなくてもいいんじゃないのという意見もあるだろうと思うけれどもここは ちゃんと物が出た方が いいような…。 「火消壺」まで読んでからこれは 何だろうかって考える判断する手間がかかるので「炭」って出てもらった方がいいですよね。