「亀田音楽専門学校」校長の亀田誠治です。 ゲスト講師には 前回に引き続き今日のテーマは ズバリ…ジャッキーは強気？伸びな～い！では 弱起が使われているＪポップの名曲を聴いてみましょう。 弱起とは メロディーがねその小節の１拍目以外。 １拍目 つまり これを強い拍以外から始まるものを弱起といいます。 今は 弱起じゃないんですね？正確に言うと 弱起なんですけど曲のメロディーの頭につけてくる…。 「かめだせんもんがっこう」へ引き込む力をこの弱起のメロディーが舞台の階段みたいなのを作ってくれた訳ですよ。
さあ ここで面白いのは森山直太朗の「さくら」の弱起は「さく」が 弱起で 前に出て「ら」が 強拍に来てる。 ケツメイシの「さくら」の弱起は「さくら」までいっちゃって「舞い散る」の「ま」で強拍に来ている。 ケツメイシの「さくら」をやって…。 でも ケツメイシの方は「さくら舞い散る」って言っててここで「さくら」というものに関しての全ての情景を見せちゃってる訳。 「さくら」っていう言葉でケツメイシの曲もすごくよく出来ててまず 「さくら」が裸で出るでしょ。
言葉との相性っていうのはすごく大事で弱起は 言葉のハードルを上げるね。 弱起とリフレイン繰り返しの相性っていうのはすごく いいんですよね。 「Ｉ ｗａｎｔ ｙｏｕ Ｉ ｎｅｅｄ ｙｏｕＩ ｌｏｖｅ ｙｏｕ」。 そして 「ｙｏｕ」が強拍に あたってるんですね。 「Ｉ ｗａｎｔ ｙｏｕ」。 ここで「Ｉ ｗａｎｔ ｙｏｕ」返ってるでしょ。 「Ｉ ｎｅｅｄ ｙｏｕ」。
ただね 歌詞とシンプルな形でこの曲を弾き語りとかでするとこの弱起の持っているパワー力っていうか 意味合いがちょっと 直太朗君歌ってみてもらってもいい？弱起のものが 逆に来ないと気持ち悪くなってしまうという。 前回 学習したファルセットもこの「さくら」にはたくさん出てくるのでそのファルセットと 今回の弱起この２つが奏でる何だろうね…音のハーモニーっていうかそこから作り上げていく 僕たちの演奏を 是非 聴いて下さいそれでは お聴き下さい。