100分de幸福論

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この番組のまとめ

そういえば 西先生プラトンも哲学者ですけれどその中では…それに 家や村のしきたり 掟というのも厳しいわけですからアランの「幸福論」というものを取り上げたりしたんですがこれが 「三大幸福論」と呼ばれている ご本でして。

「好色一代男」というのは ある意味万人の夢でもある酒池肉林をそれでもってベストセラーになるわけですよね。 お正月のNHKにあるべきで言えば要は子孫繁栄の方が幸福で追求するべきところでそのための手段として恋愛があったりとかつながってる感じがするけど「好色一代男」に関してはつながってなくていいわけですか。 経済学的に言えば 損益分岐点というのが あるんですよね。 世之介損益分岐点。

例えば その太夫というのは一つ 接待稼業の中では出世頭というかどういう方向に進んでいるかというとまあ大体 青年実業家とかプロ野球選手とかじゃあ それ以上のハッピーな女性の生き方って周りに合わせていけばね転落とか 追放という事はなく最初の宮仕えにしても大名の側室にしてもそれなりの待遇は受けていたはずですがどこかで 我慢したり周りに妥協したりという部分は明らかに ある種の選択でもって妥協せずに「going my way」をした事で立場は悪くなったりねその場に いられなくなったりしたとしてもそこで 一応自分の我

ずっと追求していくとその結果として物理的には悲惨な状態になるんだけども自分というものを非常に そのプロセスの中でものすごく過激に 確立しているというか 持っているというか。 ビジュアルでもこれ 見れるんですけど「西鶴一代女」という溝口健二の映画がありましてそれを見ながら 過去を回想するシーンがあるんですが微妙に ちょっとずつ顔が違うから今まで関係を持った男たちのどの顔にも似てるわけ。

経済活動の根本は金銀財宝ではありません。 1人で ものを作るよりも作業工程を分担して行えば国家の余計な手出しは 無用!アダム・スミスは 国家の規制は極力 無くすべきだとする金銀財宝を ザックザックとためなければいけないと。 これかみ砕いて 具体的に言うとどういう状態が 幸福でなくてどうなるのが 幸福?「あなたたちこの仕事をしなさい」とか例えば 愛国消費というので国産品だけ買いなさいとかね愛国経営というので特定の産業に対してだから 人々は非常に 圧迫されていると幸せ感は味わえないですよね。

今の日本においてはそれこそ非正規雇用で非常につらい思いをされている方々「ワーキングプア」と言われちゃうような人たちは自分の労働の価値が正当に評価されていないが故に非常に不幸な状態に陥ってるわけですよね。 「国富論」というのは 産業革命草創期とかに読んだ場合に原点に立ち返ってみた場合には評価できるところが多いですがその価値を生み出せるんだという考えはいいですよ。

お一人様で生きていきやすい世の中になっているという事はありますけどそれは やっぱり基本的には危険な事だと思いますしまさに このシンパシーという事が必要だというのはやっぱり 忘れてはいけない事は…そこを アダム・スミスは結構 「道徳感情論」の中でもはっきり分かっていたと思いますしそれが 「国富論」にも出ている。

自由の欲求と 承認されたいと自由の欲求というのも ただ単に寝たい時に 寝たいというのも自由ですけれどそれだけじゃなくて自分のプライドを貫きたいと。 承認されたいというのも人から自分というのをちゃんとした存在だと認めてほしいというのが入ってるので実は これ両方とも 自分の価値自分のプライドを追求したいというこれが矛盾する。

ヘーゲルは 人間の意識がさまざまな段階を経験した後他人を必要とする。 精神分析で言えばサディストとマゾヒストというのはどっちもいないと困るわけです。 やっぱり人間というのは最初から 独りではなくて……というのはヘーゲルとの共通点ではありますね。 これ 僕 頭で勝手にパズルがちょっと はまってきたのは何人かの人間がいてそれなりに幸せじゃないと一人の幸せは一瞬はあるのかもしれないけどどうやら続かない感じが。

孤独は 嫌なんだけど人との人間関係に戻るのも相当 きついみたいな人たち。 「別に 能力 関係ないあんたがいてくれて よかった」みたいな事を言われると絶対 うれしいし 幸福の大きい条件だと思うんですよ。 実は 僕の前の大学の時の学生で「幸福論」という卒論を書いた子がいて本当に相談に乗ってくれたという事かもしれないしちょっとしたプレゼントをくれたという事かもしれないですけど「この人 自分の事を大事に思ってくれてるんだな」という時にはやっぱり 幸福感に包まれる。

フロイトという人が書いた「精神分析入門」を選びました。 精神科医 ジークムント・フロイトはそこが不幸の始まりだというのがこの精神分析学の出発点です。 これは一番よく分かりやすい例として挙げるのが人間の二大本能というのが…ところが 動物の場合は体の中に書き込まれていてある時期になれば生殖をすると。

意識してる僕が幸せだと思う事と無意識の僕が幸せだと思う事がでも 無意識の自分って分からないんですよね?分からないんです。 全ては多分分からないんでしょうけれどもやっぱり動物と人間の違いの…最大かどうか知りませんけども大きな違いは…フロイトの ある意味で後継者でラカンという人が いるんですがこの人が さっき出た意識よりも もっと無意識の方が大きいんですけど……と 彼は言ってるんですね。

そうするとどうしても人間関係…コミュニケーション 他者とのコミュニケーションみたいな事の中に幸せはあるかなっていう気がちょっと してきましたね。 それでいて そのあとフィクションじゃないですか。 世之介ってフィクションだから こことの響き合いはないんだけど一番 興味があるのは実は そこだったりするんです。 本当の授業をやろうという時にはもう自分は…もちろん褒められたいけどただ褒められるのってもう いいやっていう事。