国 民族 生活環境の違う人々それぞれの「幸福」を描いた内容は若い世代を中心に反響を巻き起こしました。 カナダの名門校ブリティッシュ・コロンビア大学のアメリカで 年収が7万5,000ドルに達するとそれ以上 収入が増えても幸福度は頭打ちになるという結果が出ています。 もう一人はインド グリーンランド ケニアなど生活環境が異なる国々を訪ね幸福度を計測している心理学者ロバート・ビスワス・ディーナー博士。
ところが 面白い事に科学的な研究では例えば 「幸運」という言葉から思い浮かぶ事といったら古典的な研究があります。 ブリックマン博士は 「不運」例えば 不慮の事故で 体が不自由になった人々についても研究していました。 では 科学的な意味での「幸福」とは一体 何なのでしょうか?慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の前野隆司教授です。 幸せを計るためには…いろいろな アンケートがあるんですが有名なのは ディーナーが考えた「人生満足尺度」という5つの質問をするものです。
そのアンケートと脳計測を 同じ…例えば 100人にしておいてそれぞれ ここが発火していた人は幸せだったのかこっちが 発火してた人は幸せだったのかこれを比べてみますと結果として左脳前頭葉が発火していた人は幸せな人だったという結果を得る事ができるわけです。 「子供を抱く」「ペットをなでる」などするとオキシトシンは 分泌を促す事ができストレスを低減させ免疫機能の向上にも働く事が証明されています。 数万人を対象に「人生の節目節目で幸福度が どう変わったか」を長期間 追跡調査したものです。
その結果 店を出る頃には外向的な人と 内向的な人では他人と交わる相互作用にどんな違いがあるのか。 明らかに外向的な人と内向的な人を 1人ずつ選び出しまず 外向的な人たち。 彼らは 内向的に振る舞うよりもいつも自分らしくしていた方がはるかに 幸せを感じていました。 外向的な人はその方が気分がいいのです。 ところが 驚くべき事に内向的な人も 外向的な人と全く同じ反応だったの。 ボランティア活動をする事はより大きな幸福感に結び付くのです。 幸せな人の方が ボランティアに積極的な傾向があります。
つまり あなたたちは一日中注意力散漫の原因を持ち歩いているという事です。 そこで 私はコスタディン博士と共同で注意力散漫が幸福感に与える影響を調べる事にしました。 大切な休日が 無駄になり…「幸福学」の方法論を取り入れ企業が 社員の幸福度を向上させようという動きも始まっています。 このプログラムでは 「心の知能指数」ともいうべきものをトレーニングをする事で思考や 感情を客観視し効果的にコントロールできるようになります。
海外では 行政が住民の「幸福度」を上げる試みを行っている例もあります。 自分が権利を与えられ意思決定にも参加していると感じるとそのコミュニティーの発展に更に 貢献しそこで重い金属のシャッターを取り除き防風ガラスのシャッターに替えました。 幸福度の向上。 幸福度を決めるのは遺伝である。 遺伝子が どうだろうと講義で話した 意識的な行動をとる事で 幸福度は上がる。 幸福度は ただ気分がいいという事ではなく職場での生産性から人生の寿命にまでさまざまな影響を与えているのです。