戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか 第5回「福島・浜通り」

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この番組のまとめ

♪~田主 守さんは東京電力福島第一原子力発電所の間近に住んでいました。 昭和31年 国は 原子力開発利用長期計画を策定します。 当時 東京電力の副社長だった木川田一隆は福島県の出身でした。 昭和39年 東京電力は原子力発電所の建設計画を発表。 この太平洋を眼下に望む台地上に新しいエネルギー源による福島原子力発電所が建設されようとしている」。 ♪「空をこえて ラララ 星のかなた」♪「ゆくぞ アトム」昭和38年 国産初のテレビアニメ…平均視聴率は 30%を超え原子力が 夢のエネルギーとして認識されていきます。

工場排水や煙などによる健康被害が明らかになりこの地区の地権者は原発の安全性に疑問を持ち全員が 反対の声を上げました。 昭和46年福島第二原発の用地買収が完了。 福島第一原発の主な施設はアメリカの ゼネラル・エレクトリック社が建設。 原発内部の情報を作業員から聞き出し 岩本さんに伝えたのがその事故について…昭和48年 福島市で原発の安全審査を巡る公聴会が開かれます。 木村知事の下で 佐藤さんは原発誘致を進める他の県とも連携し国に支援策を求めていきます。

双葉町の田中清太郎町長が下水道工事を巡る公費の不正使用疑惑の責任を取り辞職に追い込まれたのです。 原発の建設中や 運転開始直後は電源三法交付金や固定資産税などの収入が多く右肩上がりでした。 地元の方は 地元の仕事をやってるでしょうけど…原発誘致を推進してきた福島県も危機感を持ちます。 電源三法交付金は使いみちが指定され維持管理費には回せなかったため町の一般会計からの持ち出しは増える一方でした。 平成5年 福島第一原発で新たな問題が持ち上がります。