仏教にまつわる古典落語を披露します。 今回は 上方で活躍する若手の女流噺家 露の団姫さん。 親が生きておりますうちから早くに母親を亡くしまして父親一筋に「おとっつぁま おとっつぁま」とこの方が 松山村の正助であるか。 困った代官は「正助は 45歳で亡くなった父親と顔が うり二つ」と聞きつけ家宝の「八咫鏡」をまねて作った「鏡」の事を思い出します。 父親に会えて満足か?もうこれ以上の事は ごぜえませんので ありがとうごぜえます。
小野小町か 照手姫か露の団姫かっつうたもんが!今になったら もう狸だ?己 このじじぃ 離縁してやる!離縁するぐらいやったら殺してやる!さあ殺せ! 殺してやる!さあ殺せ!つかみ合いの夫婦げんかとなるのは 当然の成り行き。 それにしても団姫さん このサゲのために 頭 丸めたんですか?これは 出家して比叡山の修行が終わって帰ってきてから してます。 落語家でありながら出家もしておりますんで…団姫さんは 18の時…3年の内弟子修業を終え独り立ちしました。
仏教で面白いのは更に その下に 八番目の「阿頼耶識」がある事です。 この「阿頼耶識」は 過去の行動や考えた事の影がたまる「末那識」や「阿頼耶識」が 「五識」や「意識」に 影響を与えるためその残り香がここに蓄積されていくそんなふうに考えまして合わせて八つ 「八識」と言います。 「阿頼耶識」にたまった残り香はまた次の思考や行動に影響を与え怒りや憎しみの連鎖を引き起こすわけです。