スコラ 坂本龍一 音楽の学校 シーズン4「“電子音楽”編」(1)

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この番組のまとめ

川崎さん 電子音楽っていうのはどう定義したらいいですかね?ものすごく広く考えると電気 技術 電子技術を使って電子音楽と言っていいんではないかと。 今度は 非常に狭い意味での電子音楽というとどういう事になりますかね?ものすごい狭い意味での電子音を使えば何ヘルツで 何秒持続する何デシベルの音っていうふうに音を構成する要素を完璧に 数字で きっちり表す事ができると。 そういう ドイツでいわゆる 狭い意味での電子音楽っていう技法が1950年代の頭に生まれたという事ですかね。

こうした技術を応用し電気信号を使った楽器を作ろうとする技師や科学者が現れました。 第1次世界大戦に 通信技師として参加した事もある ロシアの科学者…テルミンは 電気で音の源を作り出しちょっと見ると何にもないんですよね。 ほんのちょっと動かしても音程 動いちゃう感じ?テルミンっていう楽器の演奏なんですけど突き詰めていくと止めておくっていう制御が一番難しいです。 電気と音を結び付けた電子楽器 テルミン。

オンド・マルトノの楽譜です。 続いて オンド・マルトノの音色を体験しましょう。 このように オンド・マルトノには電気によって発生する限られた音を豊かに響かせるための工夫がされています。 更に 開発者のモーリス・マルトノは教則本の出版音楽家への作曲依頼など地道な努力を重ね電子音を使った新たな楽器の浸透に力を尽くしました。 ワークショップの最後に 大矢さんによるオンド・マルトノの演奏をお聴き下さい。